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トヨタ、次世代タクシー専用車種「JPN TAXI」を発売
トヨタ自動車は23日、タクシー専用車「JPN TAXI(ジャパンタクシー)」を発売した。販売は全国のトヨタ店、トヨペット店。月販目標は1,000台であり、2020年の東京オリンピック・パラリンピックを見据え、普及が見込まれる。
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トヨタ車のタクシーの歴史は古い。1936年のトヨダAA型がその皮切りであり、1953年のトヨペットスーパーRH型も長い歴史を刻んだ。おなじみクラウン・コンフォートも、今年ついに生産終了となったが、22年間生産された。
カラーは深藍を基本に3色。グレードは2つある。「和(なごみ)」と「匠(たくみ)」である。価格は和が327万7,800円、匠が349万9,200円。(ただし、北海道と沖縄では価格が異なる)
いずれも2WD、LPGハイブリッドシステム:リダクション機構付のTHSII(1NZ-FXP 1.5L)である。また、東京2020オリンピック・パラリンピックのロゴをリヤドアに広告ラッピングした深藍カラー限定車も両グレードに設定され、同一価格で販売される。
ハイブリッドシステムであるから燃費はよく、またCO2排出量も大幅に低減されている。6つのSRSエアバッグを標準装備し、そのほか「Toyota Safety Sense C」など、安全装備が充実している。
タクシー向け車両であるので、快適性に重きが置かれている。子供、高齢者、車椅子ユーザー、外国人観光客など、多くの客層に対応する。床は広く低くフラットに作られており、ドア入口も大き目に取られている。左側は電動スライドドアとなっている。車椅子でもそのまま乗車することが可能な構造である。また、ラゲージルームには、スーツケースを2つ平積み可能で、ゴルフバッグなら4個収納できる。
いずれこの車も数年のうちに、日本のタクシーといえばJPN TAXI、という具合に、お馴染みの存在となっていくのであろうか。(記事:藤沢文太・記事一覧を見る)
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