高井ひろえの注目Q&A:仮想通貨にも割安・割高ってあるの?

2017年10月4日 17:06

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記事提供元:フィスコ


*17:06JST 高井ひろえの注目Q&A:仮想通貨にも割安・割高ってあるの?
こんにちは、フィスコマーケットレポーターの高井ひろえです。「高井ひろえの注目Q&A」として、フィスコアプリのQ&Aで興味深い質問をピックアップしてご紹介してまいります。
今週、注目した質問は「仮想通貨の種類や割安・割高の基準」です。

質問:
「仮想通貨は種類がありすぎてどれを買っていいのかわかりません。 どれを買えばいいのでしょうか。 また、仮想通貨に割安や割高などの基準はあるのでしょうか?」

この質問には、フィスコ仮想通貨取引所取締役、田代昌之さんが回答してくれています。

回答:
「仰るとおり仮想通貨は世界中で700-1000種類あるといわれています。投資経験が無い方ですと「多すぎて選べない」となるでしょうが、株式投資の経験がある方ですと、「上場している株(3600社)よりは少ない」と考えることもできます。株式投資される方の多くは、様々な媒体を使って投資する銘柄を調べ投資するでしょう(値動きを重視される方もいますが)。知っている銘柄に投資するという方法もあります。

仮想通貨も同じだと思います。投資する上で、その仮想通貨の特色や値動きを調べることは重要です。知っている仮想通貨に投資するのもいいでしょう。つまり、仮想通貨だからといって身構える必要は無いということです。株式投資と同じように、投資先を自分で調査すると多くの気付きに出会えると思います。仮想通貨はまだまだメジャーな投資先ではありませんので、ダイヤの原石に出会えるかもしれません。

そして、割高か割安かの判断ですが、これはかなり難しいですね。企業のように業績は存在しませんから、明確な投資の尺度は見つけにくいでしょう。その仮想通貨の値動きを見て、短期的に2-3割下落したことからリバウンドが入るかもしれないという想像はできますが、確信は持てません(そもそも投資ですから確信はありませんが)。

投資をする際の尺度として、時価総額最大のビットコインを軸に考えてみてはいかがでしょうか。例えば、過去1年間ほどのデータを洗い、投資をしようとしている仮想通貨とビットコインの値動きの相関関係を調べてみましょう。その相関関係の数値の平均を逸脱したタイミングは、ビットコインに対して割安、割高を判断することができるかもしれません。なお、この考え方はまだ検証中ですので、投資をする際はお気をつけてください。」

「高井ひろえの注目Q&A」は、フィスコアプリで公開された質問を高井ひろえの見解で注目し、コメントしています。その他の質問は無料のスマートフォンアプリ「FISCO(フィスコ)」にまとめられていますので、ご興味があればご覧ください。

フィスコマーケットレポーター 高井ひろえ《DM》

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