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プリンセス・プリンシパル 第12話「case24 Fall of the Wall」【感想コラム】
プリンセス・プリンシパル 第12話「case24 Fall of the Wall」【感想コラム】© Princess Principal Project[写真拡大]
記事提供元:アニメコラムサイト|あにぶ
いよいよ…最終回の放送となりましたアニメ『プリンセス・プリンシパル』ですが、その放送を記念してニコニコチャンネルで全12話の期間限定無料配信が決定しました!!
配信期間は、2017年9月27日(水)01:00~10月10日(火)23:59までニコニコチャンネルにて配信となります。
さらに、Blu-ray&DVD第1巻の発売を記念して、ゲーマーズにて抽選会及びフェアの開催が決定。
期間中、対象店舗にてBlu-rayまたはDVD第1巻をご購入1点ごとに1回でキャストサイン入り第1話アフレコ台本などが当たる抽選会に参加できる仕様となっていますので是非、この機会に対象店舗にてお求めください!
さらに、さらに、ネット限定で公開されていた1話から8話までを時系列順で並べて編集された『アンジェ・レポート』のTV放送も決定しました!
さて、最終回も感想、考察、etcをやっていきましょう!!!
Contents
1 プリンセス・プリンシパル 第12話「case24 Fall of the Wall」2 プリンセスのついた”嘘”3 ドロシーの”嘘”4 覚悟5 スパイアクション全開6 お姫様だっこで。7 その後の白鳩8 何度でも見返したくなる作品!!
■プリンセス・プリンシパル 第12話「case24 Fall of the Wall」
ゼルダに扇動され、革命軍が歩みを進める先は戦勝祈願式が行われる新王立寺院であった。
移民、貧困、格差……それらを愁える革命軍の狙いは、式典中の女王暗殺。
その事実を知ったプリンセスは革命を止めようとするが、それを察したゼルダに銃口を向けられる。
一方、アンジェはプリンセスの真意を確認するため、飛行船から脱出するが…。
■プリンセスのついた”嘘”
アンジェと喧嘩別れをし、ゼルダたちの元に帰ってきたプリンセスは、ゼルダに連れられ王族たちが集まる新王室寺院へ向かいます。そこでクーデターを起こし、女王を暗殺しようという計画。
移民、貧困、広がる格差、低賃金で馬車馬のように働かされる植民地出身の人間たちが立ち上がって革命を起こす。そしてその中心人物として祭り上げられるのが”プリンセス”。
『この革命が成功する確率は1割もないだろうな』
この革命を失敗すると確信しながらも革命を後押しする共和国側は、革命の失敗と成功に関わらず王国の内乱による混乱を餌に侵攻しようとするのが今回の目的。
端的に言えば、”植民地出身の兵士たちの命なんてどうでもいい”と思っていること。
『コントロールは失敗すると分かってて革命の後押しを?』
その思惑につい反応してしまう”本物のプリンセス”
『国民のことを想うと胸が痛むか?流石は本物のプリンセスだな。見事だったよ、最初は私も騙された。どうやってアンジェを欺いた?』
『革命を止めようと思っているなら無駄なことだ。いざとなったら私がお前を殺す。革命は弔い合戦っていう名目にさせてもらうよ』
チェンジリング作戦の失敗をじつはとっくに見抜いていたゼルダ。けっきょくのところゼルダたちにとってはアンジェでもプリンセスでもどちらでも構わなくて、革命の神輿が欲しかっただけであり、最悪死んでてもよいというのが共和国側の思惑のようです。
11話の感想、考察で大げさにどっちなんだ!?と煽ってしまいましたが、アンジェの振りをした普通のプリンセスでしたね……。
一方の、アンジェはドアを閉められ、”壁”を作られてしまい膝を抱えて落ち込んでいました。
『チェンジリング作戦でどちらかが消えなきゃいけないのならあなたが一人で消えて頂戴!初めて会った時から大嫌いだった…』
こんなこと言われたら普通に落ち込みますよね…。これまで気丈に振舞っていたアンジェもこうしてみるとただの女の子なんだなぁと感じる一幕。
アンジェはシャーロットとの会話を思い出すと共にポーチの中から子どもの頃に被っていた帽子を見つける。
ん?
『私が好きになったのは昔のあなたよ』
いつか言われたこの言葉がフラッシュバックします。そう、彼女の言葉の”嘘”にようやく気が付くアンジェ。プリンセスはアンジェに嘘をつき、わざと突き放して一人でゼルダのところに戻ったのだと。
(確かめなきゃ…)
アンジェは部屋を脱出し走り出します。
パラシュート置き場に、プリンセスが着ていたコートとともにパラシュートに、プリンセスからのメッセージが残されていました。
My turtledove,
Run and live
as Ange!
「私の愛しい人へ。
逃げて、そして生き延びて、
アンジェとして」
はい、泣ける。 アンジェはそのパラシュートで地上へと、プリンセスのところへと向かうのでした。 この飛行船からの脱出というと思い出すのはベアトと脱出したときの3話ですね。これまでのセリフや展開が最終回で関わってくるあたりの演出は憎いというかニヤリとさせられてしまいます。
■ドロシーの”嘘”
まずはプリンセスの居場所を突き止めるため情報集めに翻弄するアンジェ。 学校に戻ると、プリンセスの件についてなんか怪しい電話している男を発見し、さっそく襲撃して情報を聞き出そうとするアンジェ。容赦なく銃口を向けて一気にスパイのスイッチが入っていて、さっきまで膝を抱えて泣いてた子とは思えない変貌ぶりはさすが。 プリンセスの居場所、革命軍の目的を聞き出したアンジェはそのまま銃で男スパイをころ……そうとしたところに、居なくなったはずのドロシーが登場!!
ドロシーは政府からの命令でベアトと協力して、共和国側の動向を独自に探っていました。 実は電話の向こうはゼルダと思いきや、声色を変えたベアトで、上手くことを運んでいたドロシーたちはアンジェに邪魔されたとご立腹。 ドロシーとの再会に、早くプリンセスを助けに行こうというアンジェにスパイとしてのミッションにプリンセスとの奪還は含まれていないとバッサリ。 しかし”親友”としてなら手を貸そう、とアンジェに手を差し出します。これまでいつだって大事な場面では”スパイ”としてより”人”として行動してきたドロシーらしいセリフですね。
と、かっこつけたドロシーですが、実はプリンセスの居場所を突き止めたけどアンジェが来るのをずっと待っていた模様。小さな小さな可愛い”嘘”ですね。 かくして、ドロシー、ベアトとともに革命の舞台・新王室寺院へと急ぎます。
■覚悟
式典は19時、このままでは間に合わないと、アンジェがプリンセスに扮して軍が通行止めしていたルートを無理やり突破し寺院へと全速力で向かいアンジェたち。
一方で、プリンセスもただ捕まっているだけでなくなんとか突飛口を開こうと奮闘するもことごとくガードの堅いゼルダに阻止されてしまいます。 そして、アンジェたちも追手に捕まり万事休すの状態。このまま革命が行われてしまうのか、プリンセスの運命はと思ったそのとき、煙幕とともに登場したジャパニーズ・忍者こと、ちせ。 あっっっつい!! いいですね、散り散りになったかつての仲間がここぞという時に集結する感じは。 ちせは「私は”嘘は言わん”」と、ゼルダが寺院の礼拝堂にいる情報を提供し、ちせとアンジェで向かうことに。これまではちせをなるべく戦闘に参加させないようにしていたアンジェですが、なんというかちせとアンジェという無敵のコンビの安心感があります。
一方で、プリンセスは抵抗したことでゼルダによって拘束され、予断ならない雰囲気。 その中で、プリンセスは「わたくしが最後の女王となるでしょう。おそらく断頭台」と、死を覚悟しながらも心のうちに溜め込んでた思いを吐露します。 ズドンと一発の銃弾がプリンセスの右足を貫きます。 『その女の”嘘”に耳を貸すな』容赦のない攻撃。本当に革命のためならプリンセスの命など軽いものなんだという意思の表れ。 『私は…誓ったんです…あの革命で引き裂かれてしまった友達の夢を叶えるって…』 撃たれてもなお、兵士の説得をやめないプリンセス。こっちもそれだけの覚悟をこちらも持っている。
10年前、”壁”の向こうで出会ったのは見えない壁に引き裂かれた人達。そして、壁をなくしたいと願っている少女であり、友人であるアンジェとの出会い。 いつしか壁をなくしたいと言う願いは自分自身の願いにもなっていた。そのために自分は本当の女王にならなければならいない。死ぬ覚悟はある、でもここで死ぬわけにはいかない。 その必死の想いは革命派の人たちにも確かに届く。
ゼルダはこれ以上は手に余ると、引き金に指を伸ばす。 その時、もう一人のプリンセスが登場します。
■スパイアクション全開
絶妙のタイミングで駆け付けたちせとアンジェ。 アンジェVSゼルダの壮絶な撃ち合いは、Cボールによる縦横無尽のスパイアクションへ。これぞプリプリという感じのガンアクションシーンから、ジャパニーズ侍ことちせに選手交代。
しかし、不利と判断したのかまさかのCボールを使って逃走、彼女は闇の中へ消えていきました……。一体彼女はどこからCボールを…。 寺院を脱出し、アンジェがプリンセスをお姫様だっこで空を舞う。
■お姫様だっこで。
ごちそうさま。 『シャーロット…やっぱり来ちゃったのね』 『プリンセス!ごめん…私馬鹿だった…私のせいで…』
『泣かないで。私の方こそごめん。あなたに嘘ついちゃった…』
『一人で無茶して突っ張って。あなたの心にはいつも見えない壁があった』
『もう一度誓うわ。あなたの心の壁も壊してみんなの前で笑える日が来るまで絶対に離れない』
はい、泣ける。(2回目) そして、ここで主題歌がどーーん!!なんてとこで終わらすんだあああああああああああああと思わせての
■その後の白鳩
後日談、というか今回のオチ。 例の騒動後、ノルマンディー公が「それなりに収穫はあった」と、披露したのはドロシーたちが映った写真。そしてプリンセスの帽子。ノルマンディー側にプリンセスについていろいろとばれてしまったのか…。 と思った矢先に、コントロールにLが戻ってくる。
革命は失敗に終わり、共和国側、そして王国側との関係や内情はどうなっているのかは計り知れない…。 そして、アンジェたちはチーム白鳩はというと、例の騒動後はチーム全員で療養中。アンジェもドロシーもちせもベアトも、そしてプリンセスも全員います。
といっても出先でもしっかり”スパイ”をしている5人たち。 『早く終わらせて続きをすればいいわ』 『それじゃ終わったら羽目を外してうんと楽しみましょう』 『昔みたいに』 そっと繋がった手。 かつて、アンジェが逃げようと提案した、カサブランカの砂浜にて。
■何度でも見返したくなる作品!!
まずは一言…プリンセス生きててよかったーーーー!!!
アンジェに抱き抱えられてるときのプリンセスがなんだか危険な状態だったし、しかもすげーところでエンディングに入ってしまうし、最終回放送直前のキャストコメントで、ベアトリス役の影山さんが「詳しくは言えませんが、これだけ一言。「姫さまが〜!!」真相はその目でお確かめください。」とコメントしていたので、かなり驚きました。
「case24 Fall of the Wall」、「壁が落ちる」というサブタイトル。本当に落ちたのはプリンセスと民衆との”心の壁”、そしてアンジェとプリンセスとの”壁”といったところでしょうか。
わりと綺麗にまとまったハッピーエンドとなりましたが、なかなか駆け足だったなーという印象。『メイドインアビス』のように1時間はあってもよかったんじゃないですかね。
個人的には「きっとプリプリなら…プリプリなら凄い大どんでん返しで、あっと驚くような予想もつかないオチをもってくる!!!」と、スラムダンクで陵南のメンバーが仙道に期待するレベルにハードルを爆上げしてしまうくらいの期待感をもって毎週毎週楽しまに視聴していたので、普通に綺麗に終わった最終回では「ん?あっ…終わりか、これで!?」という感想をもってしまったのが本音なところだ。
一方でいくつか謎が残ったままの部分もありました。
みんなのその後にいたるまで、ゼルダのその後、ノルマンディー公の意味深なセリフとかとか。しかしその一部は、公式のwebラジオ内にて教えてくれてますよ、”7″についてなど、不完全燃焼だ!という人はぜひアニメとともにラジオもね!!!!
ネット上で2期はあるだろ!?と言う声もありますが、比較的綺麗に終わっているしどうだろうか。たしかに続編をやれるような終わり方だし、ストーリーの間の話をやったりといくらでも出来そうな構成なので期待はあるが、間を補完する形のOVAがででくれれば御の字なのかも。ちなみにWebラジオでは続編について触れているコメントがあったりなかったり…アニメとともにラジオもぜひ!!!
総評は別の形で纏めるとして、アニメ『プリンセスプリンシパル』という素晴らしい作品に出会えたと思える最終回でした。円盤買って1話からもっかいみよう!
(あにぶ編集部/Uemt)
© Princess Principal Project
情報提供元:あにぶは、アニメのおたくな情報やアニメのニュースを初め、アニメのコラムなどを配信しているアニメコラムサイトです。
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