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【どう見るこの相場】週末6日に米9月雇用統計だが、ドル高・円安で日経平均株価は堅調推移
今週10月2日~6日の株式市場は、週末6日に米9月雇用統計の発表を控えて様子見ムードを強める形だが、北朝鮮を巡る地政学リスクに対する過度な警戒感が後退し、米FRB(連邦準備制度理事会)の12月追加利上げを織り込む形で為替がドル高・円安水準で推移し、日経平均株価も年初来高値圏2万円台で堅調な推移となりそうだ。
■為替がドル高・円安水準で日経平均株価は年初来高値圏で堅調
前週(9月25日~29日)の日経平均株価は年初来高値更新の展開となり、週間ベースで59円83銭(0.29%)上昇した。前々週までの急速な上昇ピッチに対する利益確定売りでやや小動きとなったが、為替が一時1ドル=113円台までドル高・円安水準に傾く場面もあり、これを好感して日経平均株価は堅調な展開だった。
今週(10月2日~6日)は、北朝鮮を巡る地政学リスクに関しては、10月10日の朝鮮労働党創立記念日に向けてミサイル発射が警戒されるが、一方でトランプ米政権が北朝鮮と接触していることが明らかになったことで、過度な警戒感は後退しそうだ。また週末6日に米9月雇用統計の発表を控え、ハリケーンの影響も警戒されるが、基本的には米FRBの12月追加利上げを織り込む形で、為替がドル高・円安水準で推移しそうだ。これを好感する形で、日経平均株価も年初来高値圏2万円台で堅調な推移となりそうだ。
国内要因では衆議院選挙が10月10日公示、22日投開票に向けて、事実上の選挙戦に突入している。野党再編・選挙協力が流動的だが、各メディアの世論調査の結果なども参考にしながら、政策に対する思惑・期待感が材料視されそうだ。
■為替にリスクオフの動きが無ければメガバンクや輸出関連
物色面では為替次第となりそうだ。為替にリスクオフの動きが強まれば全体的に利益確定売りが優勢になるが、為替にリスクオフの動きが無ければメガバンクや輸出関連セクターを中心に、引き続き主力大型株を買い戻す動きが強まりそうだ。また10月2日からノーベル賞受賞者の発表が始まる。関連銘柄に関しては乱高下の可能性がありそうだ。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。
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