映画『マノロ・ブラニク トカゲに靴を作った少年』ファッション・ドキュメンタリー

2017年9月29日 15:40

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記事提供元:ファッションプレス

 ファッション・ドキュメンタリー映画『マノロ・ブラニク トカゲに靴を作った少年』が、2017年12月23日(土)に公開される。

■マノロ・ブラニクとは

 マノロ・ブラニクは、英国のシューズブランド「マノロ ブラニク(Manolo Blahnik)」のデザイナー。1970年代初期にロンドンにショップをオープンさせて以来、その構築的で美しいハイヒールが、多くのセレブやファッショニスタから支持されてきた。

 彼が生み出したハイヒールは、エレガントでありながら“世界で唯一走れるピンヒール”と言われており、大人気ドラマ「セックス・アンド・ザ・シティ」の主人公キャリーが愛してやまない靴として爆発的なブームとなった。さらに、ソフィア・コッポラの映画『マリー・アントワネット』に全面協力し、第79回アカデミー賞にて衣装デザインのミレーナ・カノネロにオスカーをもたらした。また2007年には、これまでの功績を讃えられ、大英帝国勲章名誉コマンダーを受勲している。

■デザイナーの魅力と華麗な手仕事に迫る

 『マノロ・ブラニク トカゲに靴を作った少年』は、デザイナー マノロ・ブラニクの魅力と、華麗なる手仕事に迫るファッション・ドキュメンタリー。世界中の女性を虜にする“夢の靴”が生みだされるアトリエでは、完璧な靴を作りだすマノロの風変わりな思考プロセスから、スタイリッシュで溜め息がでるほど美しいスケッチ、それを手仕事で形にしてゆくスタッフたちに迫る。クリエイティブな創作過程を見られる貴重な作品となりそうだ。

■劇中にはマノロ・ブラニクの多くのシューズが

 世界的なブームを尻目にマノロ自身は「今でもアトリエで過ごす時間が人生の喜びだ」と語り、商業的に拡大せずイタリア・ミラノで職人たちとシューズをハンドメイドで制作。女性の足を美しく見せるシルエットを作り出す華奢なヒール。リボン、ビーズ、スワロフスキーなどを施した数々のシューズが劇中には登場する。さらに、彼が住むイギリス・バースの閑静な自宅や、そこに保存された30,000点に及ぶアイテムのアーカイブのほか、ガーデニングをこよなく愛するお茶目な素顔も写し出す。

 なお「トカゲに靴を作った少年」という映画タイトルは、マノロの少年時代のエピソードに由来している。彼は、生れ故郷であるスペインのカナリア諸島の庭園を駆け回り、チョコレートの包み紙でトカゲのために靴を作ることに熱中していたそうだ。今でも自然と植物を愛でる眼差しが、デザインの源になっているそう。

■ブランド愛用者のリアーナやアナ・ウィンターも出演

 マノロ ブラニクのシューズを愛用するセレブも多数出演。“プラダを着た悪魔”こと米ヴォーグ誌の名物編集長アナ・ウィンターやリアーナ、シューズデザイナーのシャーロット・オリンピア(Charlotte Olympia)、故デヴィッド・ボウイの妻でモデルのイマン、デザイナーのジョン・ガリアーノ(John Galliano)などが登場する。

 さらに、若かりし頃にマノロがモデルとして参加し、一緒にヴォーグ誌の表紙を飾った女優アンジェリカ・ヒューストンたちからは、彼のプライベートな一面も披露される。

【詳細】『マノロ・ブラニク トカゲに靴を作った少年』公開日:2017年12月23日(土・祝9 新宿ピカデリー、Bunkamuraル・シネマほか全国ロードショー監督・脚本:マイケル・ロバーツ出演:マノロ・ブラニク、アナ・ウィンター、リアーナ、パロマ・ピカソ、シャーロット・オリンピア、イマン、アンジェリカ・ヒューストン、ジョン・ガリアーノ、ソフィア・コッポラ、ルパート・エヴェレット配給:コムストック・グループ原題:Manolo: The Boy Who Made Shoes for Lizards(C)HEELS ON FIRE LTD 2017

※本記事はファッションプレスニュースから配信されたものです。ファッションプレスでは、ブランド、デザイナー情報、歴史などファッション業界の情報をお届けしています。

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