【銘柄フラッシュ】FDKなどEV関連株が再び急伸しアミューズと東宝はアニメ映画「君の名は。」のハリウッド進出に期待ふくらみ活況高

2017年9月28日 17:01

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

 28日は、東証1部の値上がり率1位がオハラ<5218>(東1)の16.9%高となり、次世代2次電池の開発を進めるNEDO(国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構)のプログラムへの参画を発表してから動意を強めており、トヨタ自動車<7203>(東1)とマツダ<7261>(東1)、デンソー<6902>(東1)がEV(電気自動車)開発の合弁会社と伝えられると、EV関連株の中でもひと味違うとされて一段高。

 東証1部の値上がり率2位は安永<7271>(東1)の15.7%高となり、リチウムイオン電池えの寿命拡大技術を材料に9月初から急伸してきたところにトヨタ自動車、マツダ、デンソーによるEV共同開発の報道が飛び込み、注目が再燃。

 3位は東海カーボン<5301>(東1)の14.9%高となり、昭和電工<4004>(東1)との間で黒鉛電極事業に関する事業譲受が進展するとの共同発表が好感されて2008年以来の高値。昭和電工も7.5%高となり08年以来の高値。

 アルコニックス<3036>(東1)は業績見通しの大幅増額が好感されて10.1%高と急伸し2010年以降の高値。アミューズ<4301>(東1)は16年8月に公開して大ヒットとなったアニメ映画「君の名は。」の製作委員会に名を連ねるとされ、この配給元の東宝<9602>(東1)が28日付でハリウッドでの実写映画化を発表したため連想買いが集まったとの見方があり7.6%高と出直りを拡大。

 FDK<6955>(東2)もトヨタ自動車、マツダ、デンソーによるEV共同開発の報道が刺激材料になり後場一段高の32.9%高。フジックス<3600>(東2)は固定資産売却益が好感されて大引けまで買い気配のままストップ高の25.0%高。

 28日新規上場のロードスターキャピタル<3482>(東マ・売買単位100株)は、不動産特化型のクラウドファンディング事業などを展開し、10時9分に公開価格1820円を37%上回る2501円で初値がつき、後場2694円まで上げて大引けは2620円となった。

 ジーンテクノサイエンス<4584>(東マ)は中国でのバイオシミラー事業の本格稼動発表が好感されて15.0%高。グレイステクノロジー<6541>(東マ)は東海東京証券が投資判断の付与を開始し目標株価7900円と伝えられ11.7%高。

 ユビキタス<3858>(JQS)は業績回復傾向で量子コンピューター関連株人気とされて15.1%高。日本ラッド<4736>(JQS)は子会社の異動に伴う特別利益が好感されて12.3%高となった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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