ネスレ、コーヒーで離れた家族とつながる「ネスカフェ コネクト」開始

2017年9月6日 17:17

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「ネスカフェ コネクト」イメージ(写真: ネスレ日本の発表資料より)

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  • 「ネスカフェ コネクト」の利用イメージ

 ネスレ日本は5日、新しいIoTサービス「ネスカフェ コネクト」を開始した。「ネスカフェ コネクト」はコーヒーマシンと専用アプリを搭載したタブレットをセットにした新IoTサービスで、音声で操作してコーヒーを淹れることが可能。サービスの特徴は、申込者と利用者の住所が別々で使用でき両者間でメッセージの送受信が可能なため、離れて暮らす家族とのコミュニケーションに使える点だ。利用者側でコーヒーを飲む度に申込者側にLINEのスタンプが届くため、高齢者の見守りといった利用も可能だ。

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 サービスを申し込むと、利用者にはコーヒーマシン「バリスタ i[アイ]」と専用タブレットが届き、音声で次のような操作ができる。

 ・話しかけるだけでコーヒーを淹れることができる
 ・LINEで申込者とメッセージの送受信ができる
 ・音声でタブレットを操作し、天気やニュースの閲覧、フリーワードの検索、写真や動画の閲覧ができる
 ・利用者の顔を認識し、タブレットのアバターとコミュニケーションができる

 「ネスカフェ コネクト」は専用サイトから申し込み可能。利用金額は月額500円(税込)と飲んだ分のコーヒー代がかかる。バリスタiで利用できるコーヒーは、専用カートリッジ「ネスカフェ ゴールドブレンド エコ&システムパック 105g」の1種類のみ。コーヒーを飲んだ数がカウントされており、無くなる前にカートリッジ(3本セットで2,220円、送料無料)が自動的に届けられる。コーヒー代金は発送時に引き落とされ、支払いはクレジットカードのみとなる。タブレットとコーヒーマシンは無料でレンタルできる。希望により機器の設置サービスもある。

 「ネスカフェ コネクト」を利用するには、次のような条件がある。

 ・申込者がネスレ会員になること
 ・利用者側にタブレットを接続するためのWi-Fi環境が必要
 ・利用者側の住所が国内であり、これまでバリスタiを使用していない
 ・申込者側では「ネスカフェ コネクト」サービスおよび「ネスカフェ コネクト 自動お届け便」の両方に申し込みが必要
 ・申込者がiPhone、またはAndroidのスマートフォンを利用している(タブレット不可)

 「ネスカフェ コネクト」サービスの解約は申込者のみ手続き可能。解約時には、バリスタiとタブレットを返却する必要がある。機器を紛失して返却できない場合は19,800円を支払う必要がある。(記事:成瀬京子・記事一覧を見る

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