関連記事
働く女性の6割が「子供が欲しい」
女性サイト『OZmall』 を運営するオズモールの調査によると、働く女性の約6割が子供を欲しいと思っており、約6割が出産後も同じ職場に復帰したいと思っている事が分かった。しかし、妊娠・出産による自分自身への不安と、職場環境への不安や問題があるようだ。[写真拡大]
働く女性の社会進出は今や当たり前となりつつあるが、女性もバリバリ仕事がしたいが大きな障害と言えるのが出産ではないだろうか。女性サイト『OZmall』を運営するオズモールは働く女性700人に、仕事や妊娠、子供の将来などについてアンケート調査を実施。6割の女性が子後もが欲しいと思っていることが分かった。
【こちらも】22~34歳の働く女性、6割「自殺・生き難さ考えた」 『心の病』調査
「今すぐ子供が欲しい」と思う人は25%、「いつかは欲しい」が36%、「分からない」が19%、「欲しいと思わない」が20%で、約6割の女性は子供が欲しいと思っている。しかし、妊娠した場合の不安があるのも事実だ。
妊娠中には「つわりなどの体調不良で仕事を休んで周りに迷惑をかけてしまわないか」「通勤ラッシュに耐えられるか」「妊娠は安定期に入ってからの報告が風潮としてあるが、妊娠初期で不調の時にフォローしてもらえない」など、妊娠してからの体調の変化への不安や、「責任ある仕事から外れざるを得ない」といった、今までと同じように仕事が出来なくなる不安もあるようだ。
出産後の仕事については、「同じ会社にフルタイムで復帰したい」が27%、「同じ会社に時短で復帰したい」が30%と約6割が同じ職場に復帰したいと思っている事もわかった。「時短勤務の制度があり利用したい」「人間関係も良好なので、今の職場で復帰するのが一番理想」「待遇等は恵まれているほうだと思うので、違う会社という選択肢はない」など、制度の整った会社では働きながら子育てができる環境がかなりしっかりしていて安心して出産できると言えそうだが、働く母親が仕事を続けられる職場環境・制度が無い企業がまだまだ多いのも実情だ。
既に出産・仕事復帰を果たした先輩ママの意見では、「上司や周りの方との信頼関係は大事にして、頼るだけではなく自分にできる仕事は積極的に関わって」「産休・育休制度が整っている会社に勤めているかどうかで、その先の人生が大きく変わります」「迷っている方は、年齢が上がると妊娠しにくくなるので、早めにパートナーと検討を」などがある。
仕事にやりがいを感じ、長く続けたいと思う女性も多いが、出産・子育てもしながら仕事もとなると、職場はもちろんパートナーの協力も必要だ。「就職活動の時に産休・育休制度の整ったところを選んだ」「出産後、制度の整ったところに転職してよかった」という女性もいたり、会社で子育て制度向上のために女性が集まって現在奮闘中の先輩ママもいたりする。
しかし、出産を機に退職する女性の割合は減っているとは言えない。女性に働きやすい環境を、世界水準まで持っていくにはまだ時間がかかりそうだ。(編集担当:久保田雄城)
■関連記事
・5年以内に4人に1人が「仕事と介護の両立」の時代に
・女性社員の6割「自殺・生き難さ考えたことある」 『心の病』に関する調査
・働き方改革の壁は「経営者」?人事担当者への調査で明らかに
・働き方改革 週休3日制の導入を検討する企業が続出
・ビジネスマンの70%以上が不調 「未病」は産業になるのか
※この記事はエコノミックニュースから提供を受けて配信しています。
スポンサードリンク