【業績でみる株価】ウイン・パートナーズは上場来高値更新の展開、18年3月期1Qが2桁増益で通期予想に増額余地

2017年8月28日 13:20

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

 ウイン・インターナショナルとテスコが経営統合した医療機器商社グループであるウイン・パートナーズ<3183>(東1)の18年3月期第1四半期は2桁増益だった。そして通期予想に増額余地がありそうだ。株価は上場来高値更新の展開だ。好業績を評価して上値を試す展開が期待される。

■18年3月期1Qは2桁増益、通期予想に増額余地

 18年3月期第1四半期(4月~6月)連結業績は、売上高が前年同期比6.4%増の145億71百万円で、営業利益が14.0%増の7億94百万円、経常利益が14.0%増の7億95百万円、純利益が12.3%増の5億35百万円だった。

 大型医療機器関連は大型設備投資案件の減少で9.0%減収だったが、虚血性心疾患関連は薬剤溶出型ステント(DES)やPTCAバルーンカテータルの数量が伸長して5.0%増収、心臓律動管理関連はEPアブレーション関連商品やMRI対応型ペースメーカの数量が伸長して7.5%増収、心臓血管外科関連は経カテーテル的大動脈弁留置術(TAVI)関連商品の数量が伸長して17.1%増収、末梢血管疾患関連および脳外科関連はPTAバルーンカテータルの数量が伸長して7.3%増収と好調だった。

 通期の連結業績予想は売上高が17年3月期比6.6%増の616億円、営業利益が6.3%増の32億50百万円、経常利益が6.1%増の32億50百万円、そして純利益が4.2%増の22億30百万円としている。

 通期予想に対する第1四半期の進捗率は売上高23.7%、営業利益24.4%、経常利益24.5%、純利益24.0%と順調である。需要が高水準であり、下期偏重の期初計画であることも考慮すれば、通期予想に増額余地がありそうだ。

 なお8月23日には、東北エリアで事業展開する連結子会社テスコが、秋田県中心に医療機器販売を展開する大沢商事の全株式を取得(株式譲渡10月1日予定)すると発表している。

■株価は上場来高値更新の展開、好業績評価して上値試す

 株価は上場来高値更新の展開で8月21日には1550円まで上伸した。週足チャートで見ると13週移動平均線がサポートラインの形だ。好業績を評価して上値を試す展開が期待される。(MM)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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