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【注目銘柄】パーカーコーポレーションは06年来高値圏、18年3月期1Q大幅増益で通期予想に増額の可能性
パーカーコーポレーション<9845>(東2)に注目したい。工業用洗剤の大手で、化成品、化学品、産業用素材などを展開している。18年3月期第1四半期は大幅増益だった。通期は減収減益予想だが、第1四半期の進捗率が高水準であり、通期予想に増額の可能性がありそうだ。株価は06年来の高値圏である。好業績を評価して上値を試す展開が期待される。
■18年3月期1Qは大幅増益、通期予想は増額の可能性
18年3月期第1四半期(4月~6月)連結業績は、売上高が前年同期比2.1%増の116億65百万円となり、営業利益が13.1%増の9億36百万円、経常利益が37.9%増の10億79百万円、純利益が48.7%増の7億29百万円だった。
機械部門は国内の自動車用内装製造設備の好調などで41.4%営業利益、化成品部門は国内自動車メーカー向け商品の製造販売数量の増加などで1.2%営業増益、化学品部門は国内向け一般工業用ケミカルや特殊ケミカルの好調などで39.4%増益、産業用素材部門は北米向け輸出の減少で減収だが海外子会社の生産効率改善などで32.7%営業増益、化工品部門は洗浄設備大型案件一巡で減収だが国内カーケミカルの好調などで3.8%営業増益だった。経常利益と純利益は営業外での為替差損益改善も寄与した。
通期の連結業績予想は、売上高が17年3月期比2.0%減の470億円、営業利益が11.6%減の35億円、経常利益が8.4%減の37億円、純利益が12.1%減の23億円としている。
通期予想に対する第1四半期の進捗率は売上高24.8%、営業利益26.7%、経常利益29.2%、純利益31.7%と高水準である。期初時点で下期偏重の利益計画だったことも考慮すれば、通期予想に増額の可能性がありそうだ。
■株価は06年来の高値圏、好業績を評価して上値試す
株価は17年2月高値616円を突破して8月21日には652円まで上伸した。06年来の高値圏である。週足チャートで見ると540円~580円近辺でのモミ合いから上放れ、13週移動平均線がサポートラインの形となった。好業績を評価して上値を試す展開が期待される。(MM)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。
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