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【注目銘柄】トーカロは06年の上場来高値に接近、18年3月期1Qが大幅増益で通期予想は増額の可能性
トーカロ<3433>(東1)に注目したい。高機能皮膜を形成する溶射加工の最大手で、半導体・FPD製造装置部品向けを主力としている。18年3月期第1四半期は半導体・FPDが好調に推移して大幅増収増益だった。通期予想は増額の可能性が高いだろう。株価は06年の上場来高値に接近している。好業績を評価して上値を試す展開が期待される。
■18年3月期1Q大幅増益、通期予想は増額の可能性
18年3月期第1四半期(4月~6月)連結業績は売上高が前年同期比16.0%増の81億98百万円となり、営業利益が44.1%増の18億91百万円、経常利益が48.4%増の19億25百万円、純利益が46.3%増の12億87百万円だった。
溶射加工の売上高(単体ベース)が16.8%増収・34.3%増益と好調に推移した。このうち産業機械分野は5.4%減収だったが、主力の半導体・FPD分野が35.7%増収と牽引した。その他表面処理加工、国内外の子会社も好調だった。
通期の連結業績予想は、売上高が17年3月期比3.6%増の300億円、営業利益が4.5%増の59億円、経常利益が3.4%増の60億円、純利益が1.7%減の40億円としている。溶射加工の売上高(単体ベース)は3.0%増収(うち半導体・FPD分野が9.3%増収)の計画である。やや保守的だ。
通期予想に対する第1四半期の進捗率は売上高27.3%、営業利益32.1%、経常利益32.1%、純利益32.2%と高水準である。半導体・FPD分野が好調に推移して通期予想は増額の可能性が高いだろう。
■株価は06年の上場来高値に接近、好業績評価して上値試す
株価は8月3日に4425円まで上伸し、06年の上場来高値5270円に接近してきた。その後は利益確定売りで上げ一服の形だが、自律調整の範囲だろう。週足チャートで見ると13週移動平均線がサポートラインとなって16年夏起点の上昇トレンドだ。好業績を評価して上値を試す展開が期待される。(MM)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。
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