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ナイツ&マジック 第7章「New & Old」【感想コラム】
ナイツ&マジック 第7章「New & Old」【感想コラム】©天酒之瓢・主婦の友社/ナイツ&マジック製作委員会[写真拡大]
記事提供元:アニメコラムサイト|あにぶ
ついに完成した最新鋭の人馬型幻晶騎士ツェンドルグ。銀鳳騎士団はテレスターレなどの新型機も携えて、国機研との模擬試合に挑む。
一方の国機研側は、先行試作量産機カルダトア・ダーシュを手練れの騎操士集団“アルヴァンズ”に託す。試合はエルの意表を突く先制攻撃で幕を開けた。
想定外の戦いに、序盤こそ圧倒されたアルヴァンズだったが徐々に銀鳳騎士団を圧倒し始める。この展開を予測していたエルは、冷静に逆転の機会を見定めていた。
■ナイツ&マジック 第7章「New & Old」。前回の失敗は、成功のもと!
模擬試合の開始前にアンブロシウス陛下から、新型機の設計者であり銀凰騎士団の団長として観戦者らに正式に紹介されたエル。感心する人々の後ろでは、ガイスカ工房長が沸騰したヤカンのように湯気を噴いてます。自分がこの歳になるまで成しえなかったことを、10代前半の子供がさらっとやってのけたと言われれば普通は腹が立ちますよね…
模擬戦におけるルールとして、銀凰騎士団のテレスターレ系3機とツェンドルグの4機に対し、国機研側はカルダトア・ダーシュ6機での戦いとなりました。ツェンドルグ1機で3機分の扱いになりますが、実は私たちの世界においても「騎兵の戦力は、歩兵の3倍から5倍に相当する」と言われています。ツェンドルグの存在が、どれだけ画期的なのかがよく分かる表現ですね。
模擬戦の会場に現れた荒っぽい言動の男性。「エムリス“殿下”」と呼ばれている通り、実はアンブロシウス陛下の孫にあたるフレメヴィーラ王国の王子様です。貴賓席ではなく、より近くで見られる土手の上で観戦するつもりの模様…貴方は問題ないと思いますが、側付きの人は避難させてあげましょうよ!?
模擬戦開始早々、前回で大失敗した特殊装備の改良版がその威力を発揮。これは『魔導噴流推進器(マギウスジェットスラスタ)』、文字通り地球でのジェットエンジンを再現した代物。吸入・圧縮した空気に爆炎の魔法をかけ、指向性を持たせて噴出させることによる反動推進器です。しかも全方位対応の可動型、エルの直接制御と合わせることで変幻自在の動きが出来ます。エルが生身で飛ぶときには、圧縮大気を両サイドの銃杖から噴射して飛んでるのですが、それを幻晶騎士でやろうとすると出力が足りなかったのか、爆炎の魔法を追加して造ってあるのです。見事暴走することなく、しかもツェンドルグよりも早く接敵してアルヴァンズの1機を切り捨てますが、飛び出す直前のエルの顔が恍惚としてるのがまた…いい音をさせる機関に聞きほれるのは分かりますけど、いまはそんな場合じゃないからね!
エドガーとディーの方は、見事な連携攻撃を精鋭であるアルヴァンズに対して繰り出し先手を取ります。初お目見えのライトニングフレイルは、射出したアンカーに雷撃魔法を流すことで誤射の危険を減らすことが可能という装備です。仕込み武器なので両手がふさがっていても使え、更に敵の拘束などにも使えるなど応用が効くのが大きな特徴。グゥエール改には前進のみの簡易魔導噴流推進器が搭載されており、急加速して間合いを詰めることが可能。銀凰騎士団はアルヴァンズ相手に善戦しますが、テレスターレの難点である稼働時間の短さは戦いが長引くほど圧倒的に不利な状況をもたらし絶体絶命に。そこを見逃さず、マナの回復したエルが突っ込んできて一撃。ここで陛下により終了が告げられ、模擬戦は双方の引き分けに近い状態で幕を閉じました。
健闘を称えあう中、エルのところへガイスカ工房長が物凄い勢いでやってきました。銀凰騎士団の機体の構造などを問い詰めますが、その内容にエルは「話の通じる相手が来た」といわんばかりに顔を輝かせて説明を始めます。幻晶騎士オタク2人の邂逅です…周囲も目に入らない様子で延々と語りはじめ、物理的に話せなくなるまで盛り上がるのでした。やれやれです。
■この国の人は皆○○?
模擬戦から2ヶ月後、国機研はカルダトア・ダーシュをベースにしたカルディトーレを完成させ、制式採用機としての量産が始まりました。銀凰騎士団はツェンドルグを改良、1人乗りの量産型人馬騎士ツェンドリンブルを開発しており、アディがヘルヴィに指導をしていましたが…彼女は感覚を説明するのに擬音や身体の動きを多用するので、なかなか伝わりません…先は長そうです。
そして、国内の安定している時を見計らってアンブロシウス陛下は退位、王太子リオタムスに王位を譲りました。ほぼ同時にエルたちはライヒアラ騎操士学園の中等部を卒業、銀凰騎士団は学園から新たに作られたオルヴェシウス砦へと本拠地を移していましたが、そんなエルのところへ王都カンカネンへの呼び出しの知らせが届きます。内容はというと、先王陛下からの専用機建造の依頼でした。陛下、全く隠居するつもりないですよね!?エムリスに要望を聞いたところ、返事は大事なのは「パワー×3」で見た目は「強そうなの」。ムキムキマッチョなのは見た目だけではなく、脳ミソも同じようです…
出来上がった機体は「金獅子」と「銀虎」。それぞれ名前通りのカラーリングに獅子と虎の意匠を施したド派手なものですが、依頼人はいたく気に入られた様子。が、指さしたのは2人とも金獅子の方でした…指さした手を下げないまま、火花を散らす祖父と孫。どうやって決めるのかと思えば、なんと幻晶騎士での手合わせ!
凄まじい技量で闘う2人に、エルとアディも見入るばかり。最後は気合いで押し切ったエムリスが勝利を収めました。…にしても、この国の人は脳筋が多すぎませんかね。いや、皆が脳筋だから国の政が穏やかなのかも…?
■来週、ついに登場!
次回予告にOPのあの機体が!ついに出番のようですね!!といっても、それまでに大きなもめ事があるんですが…
また1週間、楽しみに待たせていただきます!
タイトル
ナイツ&マジック
監督
山本裕介
声優
エルネスティ・エチェバルリア:高橋李依
アデルトルート・オルター:大橋彩香
アーキッド・オルター:菅原慎介
エドガー・C・ブランシュ:内匠靖明
ディートリヒ・クーニッツ:興津和幸
ヘルヴィ・オーバーリ:伊藤 静
公式サイト
http://knights-magic.com
(あにぶ編集部/如月)
©天酒之瓢・主婦の友社/ナイツ&マジック製作委員会
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