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【どう見るこの相場】地政学リスク、円高、お盆休みで様子見ムード、調整色強める可能性も
今週8月14日~18日の株式市場は、北朝鮮を巡る地政学リスクや為替のドル安・円高、さらに3連休明けだが週前半がお盆休みのため、様子見ムードが継続しそうだ。決算発表を通過してやや材料難となり、一段と調整色を強める可能性もあるだろう。閑散相場の中で仕掛け的な動きにも注意が必要だろう。
■地政学リスク、円高、お盆休み、決算発表通過で様子見ムード
前週8月7日~10日の株式市場は、北朝鮮を巡る地政学リスクの高まりなどで為替が1ドル=109円近辺のドル安・円高水準となり、全体としてリスクオフムードを強めた。主力銘柄の決算発表に対する反応は個別にとどまり、全体のムードを変えるまでには至らなかった。そして9日には日経平均株価が1万9660円まで水準を切り下げる場面があり、調整色を強める形となった。
今週(8月14日~18日)も、北朝鮮を巡る地政学リスクでリスクオフムードが継続しそうだ。さらに米FRB(連邦準備制度理事会)の追加利上げ観測が後退し、為替はドル安・円高の動きを強める可能性がありそうだ。
また日本市場は3連休明けだが、週前半はお盆休みが継続する。夏休み中の海外投資家の本格参戦も期待し難い。さらに4月~6月期の決算発表が週前半で一巡し、週後半からはやや材料難となる。
日経平均株価は前週末10日の終値が1万9729円となり、2万円を挟むレンジからやや下放れの形となった。25日移動平均線が下向きに転じるようだと、日本株は一段と調整色を強める可能性があるだろう。リスクオフムード、閑散相場の中で仕掛け的な動きにも注意が必要だろう。
■個別株物色継続、好決算にもかかわらず売られた銘柄は押し目買い機会
物色面では引き続き、好決算・好材料の出た銘柄に対する個別物色が中心となりそうだ。ただしリスクオフムードの閑散相場の中で、仕掛け的な動きにも注意が必要だろう。
主力銘柄に関しては決算発表直後の初期反応が一巡し、あらためて投資判断する時期に入る。好決算にもかかわらず「材料出尽くし」「市場予想に届かず」などの理由で売られた銘柄の場合、目先的な売りが一巡して押し目買い機会となりそうだ。
テーマ性などで買われてきた中小型株については、資金の逃げ足が加速する可能性に注意しておきたい。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。
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