ゼリア新薬、研修中に新入社員が自殺 遺族が会社を提訴

2017年8月11日 07:35

印刷

記事提供元:スラド

あるAnonymous Coward曰く、 ゼリア新薬工業で2013年、新入社員が自殺する事件が起きていたことが報じられている。この事件は2015年に「業務上の死亡」だとして労災認定されているが、この男性の遺族が8月8日、約1億円の損害買収を求めて同社や新入社員研修を実施した「ビジネスグランドワークス」社およびその講師を提訴した(産経ニュース日テレNEWS24)。

 男性は新入社員研修中だったが、講師からパワハラを受け精神疾患を発症、研修施設からの帰宅途中に自殺したという。BuzzFeedにてその研修内容が報じられているが、研修は長時間にわたり、十分な睡眠が取れないような状況が長期間にわたって続いていたほか、家族も知らなかった「吃音」や「過去のイジメ」などについて話すことを要求されていたという。

 いっぽう会社や研修を実施した企業側は問題はなかったと主張しているとのこと。

 スラドのコメントを読む | 日本 | ビジネス

 関連ストーリー:
新国立競技場の建設に携わっていた23歳男性が自殺、厳しい工期のために現場は過酷な状況 2017年07月25日
電通の違法残業問題、略式起訴が認められず正式裁判に 2017年07月14日
ソフトウェア・情報処理分野での労災案件が急増 2014年07月25日

※この記事はスラドから提供を受けて配信しています。

関連記事