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就労環境原因の精神疾患で退職の社員に賠償金請求、裁判で敗訴も控訴
記事提供元:スラド
あるAnonymous Coward 曰く、 職場環境が原因で精神疾患である躁うつ病を発症し退職した男性に対し、男性を雇用していた企業が「嘘の病気を理由に会社を退職した」として1200万円の損害賠償を請求するという事件が発生、裁判沙汰となっていたが、3月30日にこれに対する判決が横浜地裁で下された。判決は会社側の請求を棄却したうえで損害賠償を支払うよう命じるものだったが(弁護士ドットコムNEWS)、これに対し企業側が控訴したという(Yahoo!ニュース)。
この男性の精神疾患については医師による診断書もあり、また現在も続いているという。なお、この企業は地裁での判決が出た際に企業名が報じられたためか、社名を変更しているという。
労働基準法では労働契約の不履行に対し違約金や損害賠償を求めることを禁じており、このような請求は一部の特殊なケースを除いて基本的に認められることはないという。そのため、裁判は在職中の社員を牽制する目的ではないかとも分析されている。
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