ナイツ&マジック 第5章「Hide & Seek」【感想レビュー】

記事提供元:アニメコラムサイト|あにぶ

　エルたちが開発した新型機・テレスターレを狙い暗躍する銅牙騎士団とそれに対するディクスゴード公爵配下の朱兎騎士団。そこに学園の面々も加わって、今回は丸ごと戦闘回です!

■ナイツ&マジック 第5章「Hide & Seek」

　カザドシュ砦に潜入したケルヒルト率いる銅牙騎士団の目的は、新型機テレスターレの強奪だった。エドガーとディーは奪われた2機のテレスターレと遭遇し、戦闘状態に突入。共にエルを迎えにきたキッドとアディもシルエットギアを駆り、追撃に加わった。

　一方、エルは砦に残った賊を鎮圧するためシルエットギアで出撃。無謀にも賊が操るテレスターレに立ち向かっていく。

　だが新型機を知り尽くしたエルは、驚くべき作戦で敵を圧倒してしまうのだった。

■エルの美学がいろんな意味でヤバい

　改装の終わってピカピカになった愛機グゥエールの仕上がりが良すぎるので、ディスクゴード公爵の元へ持っていくのが嫌らしいディー先輩と馬車にエルの分まで幻晶甲冑を積み込んできたアディに対する親方の反応がなんか保護者みたいです。

　フレメヴィーラ王国では、基本的に騎士は魔獣と戦うための存在なので、実は対人戦の経験がほとんどないのでした、その不得手に付け込み悠々と策を練る銅牙騎士団。易々と砦に侵入を果たし、テレスターレを強奪します。

　砦に火の手が上がったことで、動乱の兆しを感じるエル。まさかとは思いますが、新型機強奪イベントを予測してたりしませんよね?お約束ではありますけれども!

　逃走したケルヒルトたちと偶然行き会ったエドガーとディーは、逃亡を阻止するべく戦闘を開始し、キッドとアディも幻晶甲冑で援護に飛び出します。砦に残っているエルはというと、塔の屋上から戦闘の様子を見て自分も混ざりたいけど機体がない、生身で突っ込むことも頭をよぎるものの、メカにはメカで挑まなければ美学に反すると自問自答の真っ最中です。分からない人には分からない世界なので、理解できない人は早めに諦めて下さい。これから先もっとひどいことになります。

　そのタイミングで親方とバトソンの馬車が逃げ込んできたので、ちょっぴり本音を漏らしつつも自分の幻晶甲冑を着込んで戦闘に参加しに行くエル。親方の「うちの学園には命知らずしかいねえのか」のぼやきもごもっともです。戦闘と書いて祭りと読む、どこかの特撮で聞いたような言葉を放ちつつ突っ込んでいくのだから手に負えません。

　エドガーの奮戦も一歩及ばず、ケルヒルトのテレスターレは戦場を離脱していきまいた。その後を追おうとするグゥエールの前には大量の決闘級魔獣が突如として立ちはだかります。その対処に終われ、痕跡も消えてしまったのでした。

　魔獣が大量に現れた辺りには、呪餌(カースドベイト)の痕跡がありました。これは、臭いによって魔獣を呼び寄せ、さらに興奮状態に陥るため通常よりも凶暴化するという恐ろしい薬物であり、魔獣による被害の多いフレメヴィーラ王国では所持しているだけで極刑に値する代物なのです。

　そう、“この呪餌を使用した”という事実だけで、銅牙騎士団が他国のスパイ集団であるという予測が立てられる理由になるのです。

■結成、銀凰騎士団!

画像引用元:©天酒之瓢･主婦の友社/ナイツ&マジック製作委員会

　この一連の事件は後に舞台となった砦の名前から“カザドシュ事変”と名付けられることになるのですが、その数日後にエルと仲間達はアンブロシウス陛下によって王城へと呼び出されます。

　そこで告げられたのはカザドシュ事変の再来を防ぐべく、新たな騎士団を創設するという言葉でした。類稀な開発者であるエルを団長とし、未だ学生である仲間達だけで1つの開発集団を作るということです。

　騎士団長となるエルの容姿から銀を、陛下から鳳を、合わせて“銀凰騎士団”と名付けられたエルと仲間達は、さらなる幻晶騎士の開発へ踏み出していくのでした。

■エルくん、ねんどろいどになる!

　ディフォルメフィギュアの人気商品、グッドスマイルカンパニーのねんどろいどのラインナップにエルが加わるとTVアニメ公式ツイッターで報告がありました。

　バンダイさんからはROBOT魂TRIでアールカンバーとグゥエールが10月に発売決定していますが、これは主役機も期待していいのでしょうか…?まだアニメにも出てないので、登場してから動きがあることを期待します!

　残り話数を考えると、出たら最終回な予感もしますが…そこは何とかしていただきたい。

タイトル
ナイツ&マジック

監督
山本裕介

声優
エルネスティ・エチェバルリア:高橋李依
アデルトルート・オルター:大橋彩香
アーキッド・オルター:菅原慎介
エドガー・C・ブランシュ:内匠靖明
ディートリヒ・クーニッツ:興津和幸
ヘルヴィ・オーバーリ:伊藤 静

公式サイト
http://knights-magic.com

　ナイツ&マジック 第4章「Light & Shadow」【感想レビュー】

(あにぶ編集部/如月)

©天酒之瓢･主婦の友社/ナイツ＆マジック製作委員会

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