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【株式評論家の視点】三栄建築設計は25日移動平均線がサポート、17年8月期業績予想は達成へ
三栄建築設計<3228>(東1)は、木造3階建分譲戸建住宅を主力商品とする分譲戸建住宅の供給、個人の注文住宅の建築請負、同業者の分譲戸建住宅の建築請負のほか、アセット事業や海外不動産事業を行っている。同社グループ(メルディアグループ)は、あらゆる住宅を自社で創造する住宅総合生産企業(ハウジングデベコン)として、「同じ家は、つくらない。」というコーポレートメッセージのもと、地域ごとの顧客ニーズを十分に認識し、他社との差別化を図るため、企画力・デザイン力を高め、より高付加価値を提供できる家づくりに邁進している。
三栄建築設計では、東京23区エリアの狭小地域で木造3階建てを中心とする住宅事業で成長を続け、「一般サラリーマンでも購入できる4000万円前後で高いデザイン性、居住性の住宅を提供する」を基本方針に年間1800棟以上に供給している。
連結子会社の三建アーキテクトでは、東京23区の周辺の千葉(津田沼)、埼玉(川口)、神奈川(湘南)といった「郊外エリア」で、高品質・低価格な木造2階建てを主力商品として中心に住宅を供給。年間1800棟の供給体制構築を目指している。
連結子会社で大阪を拠点とするシード平和株式会社では、名古屋支店と連携を図り、名古屋エリア・関西圏における分譲マンション事業、戸建て分譲事業を軸に、「経営体質の強化」「関西での事業拡大」「大型案件の受注拡大」をはかりながら、2018年度に売上高200億企業のビジネスモデル確立を進めている。
また、仲介業務を主とする連結子会社の株式会社三栄リビングパートナーは、同社グループの分譲戸建住宅だけでなく、他社物件の仲介を行うなど、販売力の強化に尽力している。
今2017年8月期業績予想は、売上高1020億9000万円(前期比40.6%増)、営業利益98億3600万円(同35.7%増)、経常利益92億円(同30.2%増)、純利益55億4200万円(同31.3%増)と連続最高益更新を見込む。年間配当は期末一括44円(同11円)を予定している。今17年8月期第3四半期では、第2四半期の期ずれ物件についても、戸建分譲及びアパート分譲は順調に販売が終了、販売価格の高い所有不動産についても販売予定が入っているほか、販売物件の工事進捗も順調で、通期業績予想は達成できる見通し。
株価は、4月14日につけた年初来の安値1462円を底として、25日移動平均線をサポートラインに上昇。ベトナム・ハノイ市でのオフィスビル開発事業への参画、第3四半期業績の高進捗を手掛かりに、7月25日に上場来高値2071円と買われた後、モミ合っている。来18年8月期連続最高益更新・増配含みと観測されているうえ、今17年8期予想PER7倍台と割安感があり、配当利回り2.2%と利回り妙味はソコソコある。下値支持線となる25日移動平均線まで押す場面があれば、配当取り中長期的な視点で買いを考えるところだろう。(株式評論家・信濃川)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。
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