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最低賃金全国平均、時給25円アップ 政府歓迎
最低賃金の引き上げ額は東京(現行932円)、大阪(883円)、埼玉(845円)、千葉(842円)などが現行に比べ26円アップする[写真拡大]
菅義偉官房長官は26日午後の記者会見で、厚生労働省の中央最低賃金審議会が、最低賃金を全国加重平均で『時給25円引き上げ、848円とする』目安を決めたことに「安倍政権が目指す成長と分配の好循環を実現するために、賃金の引き上げを通じて、可処分所得の拡大と消費の活性化につなげていく事が極めて重要であり、安倍政権としては全力を挙げて取り組んできた。最低賃金が全国加重平均で25円、引き上げ率にして3%上がったことは歓迎したい」と述べた。
菅官房長官は「政府としては最低賃金の時給1000円を目標にしている。今後とも、最低賃金引き上げに向けた環境整備や中小・小規模事業者への支援を含め、成長と分配の好循環の実現に向けて、全力で取り組んでいきたい」とさらに高いレベルを目指していくとした。
菅官房長官はそのための環境整備について、特に「中小企業・小規模事業者が直面する様々な課題に対して、下請け取引の条件改善や生産性の向上、人材確保対策などに、政府全体として、総合的に取り組むことが必要だと考えている」と語った。
最低賃金の引き上げ額は東京(現行932円)、大阪(883円)、埼玉(845円)、千葉(842円)などが現行に比べ26円アップする。京都(831円)、兵庫(819円)、静岡(807円)などは25円アップ。北海道(786円)、福岡(765円)、奈良(762円)などが24円アップ。福島(726円)、愛媛(717円)、岩手(716円)などが22円のアップになる。(編集担当:森高龍二)
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※この記事はエコノミックニュースから提供を受けて配信しています。
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