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【どう見るこの相場】円高や政治リスクを警戒、企業決算発表も控えて膠着感
■企業決算発表控えて膠着感
今週7月18日~21日の株式市場は、為替のドル安・円高や日米における政治リスクを警戒し、さらに週末から本格化する日本の4~6月期決算発表を控えているだけに、基本的には膠着感の強い展開が想定される。米国株の動向次第では調整色を強める可能性もあるだろう。
前週7月10日~14日は、4~6月期決算発表の本格化を控えて様子見ムードが強く、イエレン米FRB(連邦準備制度理事会)議長の議会証言を受けて米10年債利回りが低下し、週後半に為替が1ドル=112円台とドル安・円高方向に傾いたこともあり、全体として膠着感の強い展開となった。日経平均株価は2万円台を堅持したが、1週間の値幅は177円85銭にとどまった。
今週は、為替のドル安・円高や、日米における政権支持率急落という政治リスクを警戒し、さらに週末から本格化する日本の4~6月期決算発表を控えて、基本的には膠着感の強い展開が想定される。
注目イベントは19日~20日の日銀金融政策決定会合、20日のECB(欧州中央銀行)理事会となる。いずれも金融政策の現状維持が予想され、ポジティブサプライズは期待薄だ。ただしドラギECB総裁が記者会見で、テーパリング(量的金融緩和策の段階的縮小)についてどのように言及するかが焦点となる。テーパリングに前向きな姿勢を見せれば、世界的に金利が上昇し、為替が円安方向に傾く可能性もあるだろう。
また本格化している米国主要企業の4~6月期決算発表に対して、米国株がどのように反応するかも注目点だ。好決算でもポジティブ反応が見られない場合には、日本株も調整色を強める可能性もありそうだ。
■ハイテク関連人気株の動向も焦点
物色面では、決算発表や業績修正などの材料が出た銘柄の個別物色が中心だが、調整色を強めていたハイテク・ゲーム・バイオ関連などの人気株の動向も焦点となる。米国「FANG」銘柄が出直りの動きを強めているため、この動きに追随する形になれば再び中小型株全体に物色が広がる可能性もあるだろう。
また決算発表銘柄に関しては、好業績でも発表直後に急落するという決算発表シーズン特有の仕掛け的な動きに注意が必要となる。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
今週7月18日~21日の株式市場は、為替のドル安・円高や日米における政治リスクを警戒し、さらに週末から本格化する日本の4~6月期決算発表を控えているだけに、基本的には膠着感の強い展開が想定される。
※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。
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