Google、Chrome 61以降でWoSignの証明書をブロックへ

2017年7月14日 20:44

印刷

記事提供元:スラド

 昨年、中国の認証局「WoSign」で不正なSSL証明書が発行されていたことが明らかになった。これを受けてFirefoxが同社の証明書をブロックする方針を示していたが、GoogleもChrome 61以降で同社およびその子会社のStartComによって発行された証明書をすべてブロックする方針を示している(threatpostCNET Japan)。

 この問題が話題になった昨年9月には、すでにChromeではこの仕様変更を導入できる状況ではあったが、大きな変更ということでしばらく様子を見ていたようだ。まずは開発者向け版で導入され、今月末にはベータ版にこの変更が反映されるとのこと。

 ChromeはすでにWoSignおよびStartComへの信頼を段階的に取り消しつつあり、現在は2016年10月21日以前に発行された証明書のみ信頼しているという。

 スラドのコメントを読む | セキュリティセクション | セキュリティ | インターネット

 関連ストーリー:
Mozilla、Symantecが発行した証明書の信頼性回復に関する議論に参戦 2017年05月05日
Google ChromeでSymantecが発行したSSL証明書の有効期限短縮やEVステータス無効化が提案される 2017年03月26日
証明書の不正発行や日付改ざんを行っていた認証局「WoSign」、Firefoxが同社による証明書をブロックへ 2016年10月04日
中国大手SSL認証局で不正に証明書を取得できてしまう問題が明らかに 2016年09月02日

※この記事はスラドから提供を受けて配信しています。

関連キーワード

関連記事