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フランスのデータ保護当局、Windows 10によるデータ収集が改善と判断
フランスのデータ保護当局CNIL(情報処理および自由に関する国家委員会)は6月29日、過剰なデータ収集などが問題になっていたWindows 10のプライバシー問題が改善されたとして、Microsoftに対する改善要求の手続きを完了したことを明らかにした(CNILの発表、Neowinの記事、On MSFTの記事)。
CNILは昨年7月20日、Windows 10のデータ収集やプライバシー保護について、3か月以内の改善を求める公式通知をMicrosoftに送付した。Microsoftは改善を進めたが、さらに3か月間の猶予期間延長を求め、2017年1月20日まで延長されていた。
改善の結果、Windows 10が収集する診断データと使用状況データは「基本」の設定で半分近くまで減少し、システムやアプリケーションの正常な動作と安全を保つのに必要なものだけに厳しく制限されるようになったという。
また、広告IDについてユーザーへ明確な説明がされるようになり、PINコードサインインのセキュリティも改善。フランスのデータ保護法32条に準拠する記述や、プライバシーシールドの枠組みに従って欧州から米国への個人情報送信が行われることなどがプライバシーに関する声明に明記されたことなどもあり、Microsoftがフランスのデータ保護法に従っていると判断したとのことだ。
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