ヌメロ ヴェントゥーノ、2018年春夏メンズコレクション発表

2017年6月23日 11:16

印刷

記事提供元:ファッションプレス

 N°21(ヌメロ ヴェントゥーノ)の2018年春夏コレクションが、ミラノファッションウィーク最終日の2017年6月19日(月)にイタリア・ミラノ発表された。

 会場はブランドの新社屋。コンクリート張りのどこか無骨な建物は、飾りっ気がなく開放的。ランウェイを歩くモデルたちも、その空間に軽快な足取りだ。

 N°21らしいイエローやグリーンのカラーパレットに、今季はボタニカル柄が加わった。さらに、春夏らしい装いを助長するのは、サーファーたちの存在で、ポートグラフをそのままバックスタイルや袖に張り付けたり、ニットジャカードで全面にその写真を表現したり、手法を変えて登場する。

 ハイブリッドはブランドの得意とするところだが、今回は前述したものを斬新なビーチスタイルとして、トラッドなものと共存させているのが面白い。オーセンティックなチェック柄のジャケットやステンカラーコート、スラックスなどは、写真を添えることで、あるいは爽やかなブルーを合わせることでビーチっぽく再構成。また、ビーチスタイルとは相いれないマウンテンパーカーやフォーマルなシャツも、あるいはエナメル加工がされたライダースも、バカンスの思い出を映し出して、海の香りを漂わせている。

 シューズは、前シーズンとは打って変わってスニーカーがメインだ。ブランドのキーカラーであるグリーンを筆頭に、ソールやかかと部分に目の覚めるようなイエロー、シーズナルカラーのブルーを取り入れた。ボリューム満点のスニーカーが、ハイブリッドなサーフスタイルを足元から支えている。

※本記事はファッションプレスニュースから配信されたものです。ファッションプレスでは、ブランド、デザイナー情報、歴史などファッション業界の情報をお届けしています。

関連キーワード

関連記事