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帝人フロンティア、中国最大級の福祉機器展示会に2年連続出展
出展ブースのイメージ(帝人フロンティアの発表資料より)[写真拡大]
帝人フロンティアは2日、7日から9日にかけて中国・上海市で開かれる第12回「中国国際福祉機器展示会(CHINA AID 2017)」に出展すると発表。超高齢社会である中国での福祉ビジネス拡大のため、同国最大級の展示会で寝装品や介護サポート用品をお披露目する。
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出展するのは高機能素材を用いた製品で、主にマットレス用クッション材「エルク」、軽失禁用下着「ウェルドライ」、防災・減災インテリア商材「プルシェルター」「もうたんか」など。
昨年度は約330社が出展、3万人以上が訪れた福祉・リハビリテーション分野の専門博覧会で、既存顧客にとどまらず潜在顧客のニーズ掘り起こしを狙う。
■主な製品について
・「エルク」
ウレタン代替高機能ポリエステルクッション材。しなやかで強靭な立体構造が、優秀かつ高性能な耐久性、通気性、弾力性を生み出している。国内外で寝装品、下着、スポーツブラ、またピジョンのベビーカーなど幅広い分野での採用実績あり。
・「ウェルドライ」
超極細繊維ミクロスターを吸水層に使用。尿もれを迅速に吸水・拡散し、表面にドライ感を保てる吸水体一体型の軽失禁用下着。
・「プルシェルター」「もうたんか」
プルシェルターはアラミド繊維の耐熱性・難燃性とアクリル系合成繊維の消火性を取り入れた防災素材で、カーテンに使用。もうたんかは独自開発した難燃制菌素材使用の緊急防災毛布。ともに防災安全協会の「防災製品等推奨品」に認定されている。
■中国市場への参入
中国は1億人以上の高齢者を抱え、高齢化も急速に進む。福祉や医療政策、保険制度が不十分な中、福祉機器の需要は高い。そんな折、中国国際福祉機器展示会は2000年に初開催され、今では介護、リハビリ、医療分野で高い専門性、影響力をもつ。
2年連続の出展となる帝人は今回、高齢者介護の空間を再現し、製品の特性を実際に体感してもらう予定。
帝人は中国で福祉・医療含め各分野の製品やサービスを広く展開し、展示会への出展も多い。2013年には長崎大学と共同で中国や韓国における在宅医療の普及プロジェクトにも取り組む。高齢者のQOL(生活の質)向上のため、中国市場での存在感を強めるべく活動中だ。(記事:小椋恒示・記事一覧を見る)
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