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NGT48荻野由佳が暫定1位、アイドル活動の新しいモデル誕生の可能性示す
■新潟に密着して活動するNGT48メンバーが1位
NGT48の荻野由佳が、5月31日に発表された「第9回AKB48選抜総選挙」の速報で暫定1位となった。第9回AKB48選抜総選挙は、6月17日に、沖縄の「豊崎海浜公園美らSUNビーチ」で行われる。前回95位だった荻野は、アイドルになりたい一心でAKBグループで下積みを経験し、今年やっと「青春時計」にてデビューに至った愚直な人物だ。
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■下積みを経てアイドルとなった荻野由佳
荻野由佳は1992年2月16日生まれで、埼玉県出身。現在はNGT48にて副キャプテンを務めており、「青春時計」でも選抜メンバー入りを果たしている。以前からAKBグループで活動していたが、NGT48に入るまで決して楽な道のりではなかった。
荻野は、2012年に行われたAKB48の14期生オーディションでは落選しており、2014年に「バイトAKB」という形でアイドル活動をはじめる。バイトAKBとし2015年2月まで活動した後、同年に行われた「第2回AKB48グループ ドラフト会議」で指名を受け、晴れてNGT48のメンバー入りを果たす。
2016年には副キャプテンを務めることになるが、2年間はデビュー曲もないまま細々とした活動を続けることになる。そして、2017年にやっと「青春時計」の発売が決まり、荻野も選抜メンバーとして全国デビューを実現したのだ。
■地域を裏切らない活動が功を奏したか
NGT48は、新潟県が「地域活性のためのアイドルがほしい」という要望を秋元康に伝えたところから誕生したグループだ。「地域活性」が彼女たちの使命であり、新潟の名前を全国に広めるために活動しているようだ。
荻野由佳は、速報が発表された次の日も小林幸子が主催している「小林幸子田(でん)』田植え」に参加していた。このイベントは中越地震以降に小林幸子がずっと続けているイベントで、彼女と共に地域に根差した活動を継続しているようだ。
他にも、総選挙ランキングにおいて7位にランクインした高倉萌香もNGT48の1人。高倉も地元での活動を大事しており、地元住民からの認知度が高くなっているようだ。高倉の生誕祭を行うために地元では、公共機関にバースデーカードを設置して言葉を贈るイベントを行うなど、地域ぐるみでNGT48を支えているのがわかる。
NGT48の面々は本拠地である新潟での活動を疎かにせず、同時に県と連動したイベントを積極的に行っているのがわかる。その誠意が今回のランキングにも影響したのだろう。
■AKBグループの変化がわかる結果に
NGT48に限らず、HKT48やSKE48のメンバーが速報ランキングで多くランクインする結果となっている。実は、現在のAKB48は兼任メンバーがたくさんいる状態で、各地域で活動するメンバーのほうが多くなっているのだ。
その中でも、地域の人たちと密接にかかわって来たNGT48が一歩リードする形になった。AKB48の勢いが衰退する今、NGT48は今後のアイドル活動のモデルになる可能性も秘めているように感じる。(記事:藤田竜一・記事一覧を見る)
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