『リバース』でも熱演！意外とそつこなくこなす戸田恵梨香の魅力とは

■戸田恵梨香の演技力に注目が集まる

　女優の戸田恵梨香は、2017年4月からスタートした『リバース』にて越智美穂子という女性役を演じている。主人公を務める藤原竜也とナチュラルなやり取りを見せており、女優としての存在感を発揮している。また、『リバース』が終われば7月から『コード・ブルー』に出演することになっているなど、再び脚光を浴びつつある。

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■人知れず多くの作品に出演

　戸田恵梨香は1988年生まれで兵庫県出身。キャンペーンモデルなどを経験した後に女優として本格的に活動を始め、デビュー早々に実写版映画『デスノート』に出演することになる。その後も『LIAR GAME』という連続ドラマで主演に抜擢されるなど、デビュー当初から活躍しているのがわかる。それ以外にも多くの作品に出演しており、近年の映画では『駆込み女と駆出し男』や『予告犯』にも出演している。

　『デスノート』や『LIAR GAME』ではキャラこそ違いはあるものの、どちらも純粋な性格の人物となっているように思われる。これは本人の性格に起因しているのかもしれないが、クセのある役よりはピュアな心を持っている役が多かった。

■実はどのような役もそつなくこなす

　どこか同じような役どころが多かった戸田恵梨香だが、『SPEC〜警視庁公安部公安第五課 未詳事件特別対策係事件簿』ではかなりぶっとんだ当麻紗綾役を演じることになる。今までの戸田恵梨香像からは想像できない役どころだったが、見事演じ切ることでその実力を世に知らしめることになった。

　同じような役どころが多かったため、きれい系の女優としてそのままフェードアウトするかのようにも思えた。しかし、よく見ると彼女の演技力は確かなものがあり、どのようなドラマや映画でも与えられた役をきちんとこなしているイメージがある。

　彼女の演技で記憶に残るのが、個人的には『阪急電鉄』での森岡ミサ役だ。ミサは彼氏のDVに悩んでいたが、同じ電車に乗っていた高校生の恋愛話を聞いて別れることを決意する。彼氏と別れることで行動にも大きな違いが出てくるが、表情でも感情の機微が現れているのが印象的だった。

■『リバース』ではミステリアスな女性役を演じる

　2017年4月から放送されている『リバース』でも戸田恵梨香の堅実な演技が見られる。主人公の深瀬と付き合うことになる越智美穂子役で、人当たりがいい反面でどこかミステリアスな雰囲気を醸し出す役どころである。すでに物語も第2章に入っており、今後さらにその役どころが重要になってくると思われる。

　今後もまだまだ話題作に出ると予想される戸田恵梨香。『リバース』での役どころをチェックしていただきたいのはもちろんだが、それ以外にも過去作の映画にも機会があれば手に取ってほしい。

　『リバース』はTBSにて毎週金曜日夜10時から放送中。（記事：藤田竜一・記事一覧を見る）