Android向けマルウェアで多額の資金盗んだロシアのハッカーグループが摘発

2017年5月26日 11:41

印刷

記事提供元:スラド

あるAnonymous Coward曰く、 世界中で「サイバー銀行強盗」活動を行っていたハッカーグループに対し、ロシア当局が摘発を行ったという(CNET JapanReutersSlashdot)。

 このハッカーグループは使用するマルウェアにちなんで「Cron」と呼ばれている。Cronのメンバーの大半は2016年11月22日に逮捕されたほか、それ以外のメンバーも4月までに逮捕されたそうだ。

 CronはAndroid向けのトロイの木馬型マルウェアで、感染すると銀行にテキストメッセージを送信して送金を依頼するという。これにより、5000万ロシアルーブル(約89万2000ドル)以上を盗んでいたという。2016年初めの時点では対象はロシアの銀行だけだったが、ロシア外の銀行を狙う計画もあったという。

 スラドのコメントを読む | セキュリティセクション | 犯罪 | セキュリティ | インターネット

 関連ストーリー:
新しいバンキングマルウェア「Shifu」、日本の銀行14行をターゲットに活動中 2015年09月04日
欧州の国際サイバー調査団、金融機関から合計約8.3億円を詐取していたサイバー犯罪者49人を逮捕 2015年06月16日
三井住友銀行のネットバンキングを狙った攻撃、ワンタイムパスワード利用者も被害に 2014年05月13日

※この記事はスラドから提供を受けて配信しています。

関連キーワード

関連記事