ランサムウェア「WannaCrypt」、大流行中

2017年5月15日 19:22

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記事提供元:スラド

あるAnonymous Coward曰く、 Windowsの脆弱性を狙って攻撃を行う「WannaCrypt」(WannaCry、WannaCryptor)と呼ばれるマルウェアがここ数日猛威を振るっている。週末明けの日本でも感染拡大の危険性があるとし、JPCERTが注意喚起を行っている(ITmedia窓の杜日本マイクロソフトのサポート情報)。

 WannaCryptはファイルを暗号化して復号のために身代金を要求するという、いわゆるランサムウェアである。3月の月例アップデートで修正されたSMB v1の脆弱性を突くとともに、メール等のソーシャル的な手法で拡散を続けており、世界100か国以上で大きな被害を出している。IPAではアップデートを適用するとともに、不審なメールの添付ファイル開封やリンクへのアクセスをしないよう呼び掛けている。

 Microsoftでは危険性を鑑み、サポートが終了しているWindows XPや8、Server 2003向けのセキュリティパッチも提供しているため、これらを利用中の方も至急アップデートされたし。

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