【新規上場(IPO)銘柄】ネットマーケティングは4月「Omiai」の累計会員数は52.6%増、下押す場面は買い妙味膨らむ

2017年5月12日 09:21

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

 ネットマーケティング<6175>(東マ)は、昨年11月29日に東京証券取引所マザーズ市場に上場。

 同社は、3月31日に東京証券取引所JASDAQに上場。同社は、主力の成功報酬型のアフィリエイト広告の戦略立案のほか、交流サイト(SNS)のフェイスブックを使う恋愛仲介サービス「Omiai」、転職仲介サービス「Switch.」を手掛けている。

 同社は、中核事業である広告事業の拡販、「Omiai」を主軸としたメディア事業の収益基盤の確立を中心に、事業拡大に向けた取り組みを進めている。広告事業では、主にアフィリエイト広告に特化したエージェントとして、広告プロモーションの戦略立案から運用・支援までを一貫して提供するアフィリエイトエージェント事業を主力のサービスとして提供している。メディア事業では、Facebook連動型マッチングサービス事業として恋愛マッチングサービスの「Omiai」やソーシャ ルジョブマッチングサービスの「Switch.」を提供している。

 5月10日大引け後に発表した今2017年6月期第3四半期業績実績は、売上高69億9100万円、営業利益2億8800万円、経常利益2億7300万円、純利益1億8300万円に着地。広告事業では、エステや人材関連等を扱う「サービス」カテゴリーが好調に推移しているほか、メディア事業では、「Omiai」が3月にはサービス開始以降の累計会員数が200万人突破、3月31日現在は205万1200人と好調に推移している。

 今17年6月期業績予想は、売上高95億1500万円(前期比7.8%増)、営業利益3億8500万円(同41.0増)、経常利益3億6800万円(同34.2%増)、純利益2億5700万円(同45.6%増)を見込む。配当予想は無配を予定している。

 株価は、3月31日につけた高値1667円から4月13日安値1062円と短期調整した後、1400円を軸にモミ合っている。4月の「Omiai」の累計会員数は、211.9万人(前期比52.6%増)と増勢基調を継続、プロモーション投資、Switchへの投資効果で、通期業績予想は達成できる見通し。1300円割れが下値として意識されており、日柄調整が進めば、十分上値を試すと期待される。ここから下押す場面は買い妙味が膨らみそうだ。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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