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北朝鮮、日本射程内の核弾頭ミサイルを開発済みの可能性 首相が言及
安倍晋三総理は8日の衆院予算委員会で北朝鮮の弾道ミサイル、特に核弾頭を搭載した弾道ミサイル開発について「北朝鮮が核兵器の小型化、弾道化の実現に至っている可能性も考えられる」とし、日本を射程におさめる核ミサイルを開発済みの危険性に言及した。
安倍総理は、日本が射程に入る弾道ミサイルに「スカッドER」(1000キロメートル)と「ノドン」(1300キロメートルから2000キロメートル)があるとしたうえで「ノドンはわが国のほぼ全域が射程内に入る可能性がある」とした。
そして北朝鮮の弾道ミサイルへの核兵器搭載についても、過去5回の核実験を通じた技術的成熟度を踏まえると「北朝鮮が核兵器の小型化、弾道化の実現に至っている可能性も考えられる」と述べた。
民進党の長妻昭議員の質問に答えた。長妻議員は「北朝鮮に6回目の核実験をさせない。ミサイル発射を阻止しなければならない」とし「北朝鮮は日本に届く核弾頭を付けたミサイルを開発し、保有しているのか」と日本政府の分析状況を質した。また、「核ミサイルを開発済みとすれば、米朝の話し合いで『現状凍結』されると日本は困る。米朝が話し合うときには、日本が強力にコミットすることが何より重要」と政府に対応を求めた。
安倍総理は「現状凍結に至らないよう、日米がしっかり協力しながら、北朝鮮の現在の政策を変えさせていくことが大切だ」と答えた。(編集担当:森高龍二)
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