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新たなIoTマルウェア「Hajime」が登場
さまざまなIoTデバイスを狙うマルウェア「Mirai」についてはたびたび話題になっているが、Miraiと同様にIoTデバイスを狙う新たなマルウェア「Hajime」が登場した(ZDNet Japan、ITmedia)。
HajimeはMiraiと同様、感染するとポートを開いて外部と通信を行ってボットネットを構築する。Digital Trendsによると、Hajimeによってすでに30万のデバイスで構成されるボットネットが構築されているという。ただしMiraiと異なり、このボットネットはコントロールサーバーと通信を行うのではなく、感染した機器同士が直接通信を行うP2P型のアーキテクチャとなっているのが特徴のようだ。
また、Hajimeには現時点ではDDoS攻撃を行う機能は備えていないほか、感染するとMiraiやその亜種が使用するポートをブロックするとのこと。「システムをセキュアにする」などのメッセージが表示されるため、Miraiに対抗するためのマルウェアとも考えられるが、今後悪意のある攻撃を行うものに豹変する可能性もある。
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