【注目銘柄】eBASEは好業績評価して上値試す、17年3月期利益予想を増額修正して18年3月期も収益拡大期待

2017年4月22日 16:04

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

 eBASE<3835>(東2)に注目したい。商品情報管理ソフト「eBASE」を開発・販売し、食品業界のトレーサビリティ用途を主力としている。17年3月期の利益予想を増額修正した。18年3月期も収益拡大が期待される。株価は15年高値に接近している。好業績を評価して上値を試す展開が期待される。

 4月14日、17年3月期連結業績予想の修正を発表した。売上高は47百万円減額して16年3月期比微増の35億70百万円だが、営業利益は88百万円増額して同16.2%増の8億10百万円、経常利益は1億円増額して同16.1%増の8億円、純利益は81百万円増額して同17.3%増の5億56百万円とした。

 パッケージソフトビジネス分野のeBASE事業で、主力の食品業界向け「FOODS eBASE」やその他業界向け「GOODS eBASE」の販売が好調だった。IT開発アウトソーシングビジネス分野のeBASE-PLUS事業は減収だが、人材キャリアアップ施策で1人当たり収益性が向上した。売上高は微増にとどまったが、増益幅が拡大する見込みとなった。そして18年3月期も収益拡大が期待される。

 株価(17年3月17日付でJASDAQから東証2部に市場変更)は4月19日に1620円、20日に1633円まで上伸し、17年2月の1602円を突破して年初来高値更新の展開となった。そして15年6月高値の1791円に接近してきた。日足チャートで見ると25日移動平均線、週足チャートで見ると13週移動平均線がサポートラインとなって上昇トレンドである。好業績を評価して上値を試す展開が期待される。(MM)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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