米経済のサプライズ指数、SMBC日興証券(花田浩菜)

2017年4月5日 11:44

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記事提供元:フィスコ


*11:44JST 米経済のサプライズ指数、SMBC日興証券(花田浩菜)
こんにちは、フィスコリサーチレポーター花田浩菜の「SMBC日興証券の気になるレポート」です。

トランプ大統領の就任以降は軟調な推移を続けるドル円ですが、今週末(4/7)に控える米雇用統計は市場をどのように動意づけていくでしょうか。4/5付けの「主要通貨デイリー」には米経済のサプライズ指数についてレポートが掲載されていますので、ご紹介しますね。

まず、同レポートでは、『米国の経済サプライズ指数をみると、3月終盤に約5年ぶりの水準まで上昇。同指数は、経済指標に対する事前の市場予想と実際の結果との乖離を指数化したもの。このところの上昇は、米国で市場予想を上回る経済指標が優勢であることを示しており、米国景気は予想以上に良好に推移していることを示唆している』と伝えています。

続けて、『今週末(7日)には雇用統計が発表される。ドル円は短期的になお不安定な値動きも想定されるが、雇用統計で米国景気の好調が再確認されればドルの下支えに寄与することが期待される。まずは雇用統計の前哨戦となる本日のADP民間雇用に注目したい。本日に関しては、利上げを決定した3月FOMC(連邦公開市場委員会)の議事要旨公表も予定
される。今後の利上げペースに関する議論の他、FRB(連邦準備制度理事会)のバランスシート縮小の時期を巡る議論も焦点となる。』としています。

FOMCについては、『議事要旨で縮小開始時期の前倒しに前向きな見解が示されれば、ドル反発のきっかけとなる可能性もあり要注目である』との見解を述べています。

同レポートでは、米経済サプライズ指数の推移についてわかりやすい図表も載っています。詳しくは4/5付けの「主要通貨デイリー」をご覧になってみてください。

また、面白いレポートを発見したらご紹介しますね。
花田浩菜の「気になるレポート」は各種レポートを花田浩菜の見解で注目し、コメントしています。レポート発行人との見解とは異なる場合があります。詳細は発行人のレポートを御確認くださいませ。

フィスコリサーチレポーター花田浩菜《SI》

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