僕のヒーローアカデミア 2期第0話「ヒーローノート」【感想レビュー】

2017年4月4日 11:31

記事提供元：あにぶ

僕のヒーローアカデミア 2期第0話「ヒーローノート」【感想レビュー】© 堀越耕平／集英社・僕のヒーローアカデミア製作委員会

僕のヒーローアカデミア 2期第0話「ヒーローノート」【感想レビュー】© 堀越耕平／集英社・僕のヒーローアカデミア製作委員会[写真拡大]

　ついに二期が始まりました、「僕のヒーローアカデミア」!一期から一年、満を持してついに始まったこのアニメは、週刊少年ジャンプで絶賛掲載中の人気作品です。

■僕のヒーローアカデミア 2期第0話「ヒーローノート」

　今回、早速放送された題名は「ヒーローノート」。一期を振り返っての話でした。この作品の設定は、世界総人口の約8割が超常能力“個性”を持つ超人社会。個性を使って悪事を働く敵(ヴィラン)を、同じく“個性”を使って正義の名に元に取り締まるヒーローたちが存在しています。

　この物語の主人公「緑谷出久」は、そんなヒーローに憧れて将来自分もヒーローになりたいと夢描いている少年。“平和の象徴”と人々から称えられている、ヒーローオールマイトに憧れていて、小さいころから何度も何度も、彼の動画を見てはいつか自分もオールマイトのようになるんだと胸躍らせていた出久。

　しかし、彼がヒーローになるには大きな問題がありました。

　それは、“無個性”。人口の八割が皆、何かしらの“個性”を持って生きている世界で、それはあまりにも辛い現実でした。

　出久が“無個性”だと分かったのは、彼がまだ幼い頃。もちろん彼の両親は“個性”を持っています。“無個性”だと分かったとき、出久の母親は彼を抱きしめて泣いて謝ります。でも、出久はそんな言葉が欲しかったわけじゃありません。そう、彼が欲しかった言葉、それは――……。

　時は流れて、出久は中学三年生になり高校の進路に直面します。

　“無個性”な出久。しかし、彼はヒーローになるという夢を諦めきれず、偉大なヒーローを多く輩出してきた国立雄英高校の難関ヒーロー科への進学を目指します。もちろん、ヒーローに必要な“個性”が無い出久が受かるわけがないと、周囲からは期待するだけ無駄だと馬鹿にされます。

　そんな時、彼は出会うのです。憧れのヒーロー、“平和の象徴”オールマイトと!

　ヴィランに襲われたところをオールマイトに助けられた出久でしたが、一度はオールマイトと別れます。

　ヒーローになるのを諦めようかと悩んでいた出久でしたが、そこで偶然、幼馴染みで優秀な“個性”を持つ爆豪勝己が、自分を襲った同じヴィランに襲われているところに遭遇します。

　爆豪は他者とは倒的すぎる“個性”を持つゆえに、昔から出久のことを馬鹿にしていました。そんな彼ですら歯が立たず、苦しんでいる姿に出久は愕然とします。大勢の野次馬も集まりますが、誰一人として彼を助けに行こうとする人間がいません。みな、ヒーローたちが来るのを待つことしかできませんでした。

　しかし、今にも死んでしまうのではというほど苦しんでいる爆豪と目が合った瞬間。気づくと、出久は野次馬の中から飛び出して一目散にヴィランに立ち向かって行ったのです!

　もちろん、“無個性”の出久が敵うはずもありません。でも、彼のその勇気ある行動に一人のヒーローの心が揺さぶられます。

　そう、それはオールマイトです!

　結局出久も助けられ、ヒーローたちに無謀だと怒られてしまうこの出来事。ですがそのおかげで、再度オールマイトとの再会を果たす出久。そんな彼に、オールマイトは告げます。

　「君は、ヒーローになれる」、と。

　それは、幼いころに“無個性”と診断された時、母親に言って欲しかった言葉そのものでした。

　オールマイトの“個性”、ワンフォーオール。なんと、オールマイトはそれを出久に授けてくれたのです!

　物語はここから一気に加速します。偉大なヒーローを多く輩出してきた国立雄英高校の難関ヒーロー科の入学試験、そして進学してから出会うたくさんの仲間達、そしてヴィランとの対峙。

　一期では、ヴィランとの戦いに何とか勝った出久達が、自分たちの力不足さに改めて気づき、そして強くなろうと心に決めたところで終わりました。

　そして始まった二期。次回は、「そういう事ねお茶子さん」と本当の意味で第二期がスタート。どんな展開になるのか、今から楽しみですね!

(あにぶ編集部/つばきともえ)

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