サルバム 2017-18年秋冬コレクション - 日本での最後のショーを原宿で

2017年3月29日 08:58

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記事提供元:ファッションプレス

 サルバム(sulvam)の2017-18年秋冬コレクションが、2017年3月25日(土)原宿・ユナイテッドアローズ 原宿本店 ウィメンズ館にて発表された。

 日本での発表する最後のコレクションとなる今シーズン。2017年1月にイタリアで開催されたメンズファッションの見本市「ピッティ・イマージネ・ウォモ」の際と同じピースを使用し、コーディネートを変更して発表された。ここには”着る人が自由に洋服を楽しんでほしい”という思いが込められている、とデザイナーが語る。

 その言葉の通り、素材使いも自由でオルタナティブに。テーラードに基本を置くサルバムは、今回もギャバジンをベースに展開。それに加え、迷彩柄のウールや、レザー、ストライプ柄といった素材や柄が使用され、それらがパンツやジャケット、トップスなどのピースに組み変わる。様々なものに変化し得る可能性を示しているようだ。

 ジャケットやコートから、スカートまでもが常識的な縫製を大胆に崩し、あえて未完成さを強調するように再構成されていく。ストライプのシャツの肩口からは、まるでフリルのように切りっぱなしの生地を配した。縫い目もずらされ、パンツやジャケットの至る所にステッチが走り、まるで模様のような自由な線を描く。

 さらに、モデルたちが着用していたヴァンズ(VANS) のスニーカーの靴紐は、まるでハイカットを履くように足首にぐるぐると巻きつけられたり、そのまま解いてルーズに遊ばせている。3メートルの長さがあるこの靴ひもは、ショーのためにデザインされたもの。靴からデザイン、コーディネートまで、1つの型にとらわれずその可能性を追求する自由なファッションへの探究心を感じさせてくれるショーとなった。

※本記事はファッションプレスニュースから配信されたものです。ファッションプレスでは、ブランド、デザイナー情報、歴史などファッション業界の情報をお届けしています。

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