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ネーム、2017-18年秋冬コレクション発表
記事提供元:ファッションプレス
ネーム(Name.)の2017年秋冬コレクションが、2017年3月21日(火)東京タワーのふもとにあるスタジオアースにて発表された。
デザイナーが忙しい毎日を送っている時に目にした、友人の旅先での写真。"妄想旅行(A Delirious Odyssey)"と題された今季のコレクションは、そんな写真を見たデザイナーがイメージした、世界各国の様々な時代のユースカルチャーがテーマとなっている。
若者文化の表現は、着こなしによく表れた。メンズのボトムスは、レイヤードスタイルが基本。パンツに膝丈まであるオーバーサイズシャツやニットを重ね、スニーカーをコーディネートすることでストリートモードな雰囲気を作り出す。
また、スリランカやモロッコといった旅行先の写真から、デザイナーとアートディレクターの峯崎ノリテルがイメージを膨らませたテキスタイル柄や、80年代イギリスから着想を得たというトラディショナルなチェック柄にも、国際色豊かな発想が表れている。
さらに、タートルネックのトップスに、スウェットやジャケット、コートを重ねたり、シャツ、テーラードジャケット、ムートンベストをコーディネートするような、高度な多重レイヤードが披露されたことにも注目。
素材は、ムートンやレザー、ウールなど秋冬らしいものがメインで、それらを、ブラックやブラウン、ベージュに近いイエロー、ネイビーなどで染めるカラーリングが気分だ。同じコンセプトに基づいたウィメンズラインも同時発表されたが、ウィメンズには鮮やかなサーモンピンクが主に用いられた。落ち着いたベーシックなカラーをメインとしたコレクションの中で、一際記憶に残るアクセントとなっていた。
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