『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ』第48話「約束」【感想コラム】

2017年3月24日 08:44

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『 機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ 』2期 第23話(第48話)「約束」【感想コラム】©創通・サンライズ・MBS

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 衝撃の展開で盛り上がりをみせる「機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ」。そんな『鉄血のオルフェンズ』に登場する鉄華団、ギャラルホルンをそれぞれモチーフにした腕時計「機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ ミリタリーウォッチ」が、バンダイから発売されることが決定しました。


 バンダイの公式ショッピングサイト「プレミアムバンダイ」で予約を受け付けており、7月に発送予定とのこと。

 さぁ…さぁさぁ…どのような衝撃の展開になったのか、今週も感想、考察、etcをやっていきたいと思います。

■『 機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ 』第48話「約束」


 苦境に立たされた鉄華団。そして火星本部の周辺では、ギャラルホルンの大部隊が展開を始める。

■包囲網を破り逃げ切れ


 ラスタルのしつような追い込みにより、火星ではもはや身を潜めるのも難しいと判断した鉄華団。最後の希望を求めて目指すのは地球、しかしその規模を断ち切るかのようにアリアンロッドの艦隊に完全に包囲されてしまうのです。鉄華団を見せしめにして、ギャラルホルンの失墜した権威を取り戻そうとするラスタル。さらにその様子は全面的に中継され、最早祈るのみという状況にマクギリスの言い放った作戦は「ここでやつらを全滅させれば終わり」。

 う~~~~ん、簡単に言ってくれますね。もうここまできたら鉄華団を囮か駒としかみていないのでしょう、いやおそらく最初からそうとしか思ってなかったのかもしれません。それでもマクギリスとは手を切ると決めた鉄華団、もちろんマクギリスのいう事など聞かず、あくまで作戦は「ここから逃げ切ること」。

 地上のギャラルホルンの大軍がひしめく中を逃げ切ることは不可能ですが、厄祭戦時代の古い送電ケーブル通すための地下道があるとの情報を信じそこを進むこと決めます。

 前までの、後ろ向きだったオルガはそこにはいません。なにがあっても全員が生き残る、一度決めたことそれに邁進する強い意思をもったオルガいました。

 しかし、その強い意思はなにかに焦っているようにも見えます。

 発見した送電ケーブル用のトンネルはかなり傷んでおり爆破物を使えるような状態ではありませんでしたが、ケーブルがまだ生きておりもしかしたら出口側との通信が可能かもしれないという好機。しかし、その出口ってどこと繋がってるともわからないのであまり好機といえるかは微妙ですが。

 でも、まだまだこのトンネルすらすんなりと脱出できる状況とも言えない不利な状況に変わりはありません。

 この状況をみてマクギリスは単身で包囲網に突撃するといいます。鉄華団を残し単騎で突撃することで、ラスタルをおびき寄せ討ち取るための作戦であるといいますが、なにかありそうな…。いやまたノープランな気も…。

 ここ数話のマクギリスの行動はまったく読めない…。

■預けた拳銃


 脱出計画に向け準備を進めるマクギリスと鉄華団。単身で、アリアンロッドの艦隊に向かうマクギリスの一方で三日月にも「使いどころ」があるらしく待機中。火星の王を目指すことを諦めたオルガは、時苗と連絡をつけるためにクーデリアたちとともにクリュセへと向かことに。それを心配する三日月は自身の拳銃を預け、それを返すと「約束」を明言するのでした…。

 んーー??こんなに三日月がオルガを心配することってありましたっけ!?

 むしろ、今まで三日月はオルガを信頼してオルガの言うことならなんでも従うくらいの信頼関係でした。もちろん、精神的に追い込まれるオルガを心配する描写はこれまでもありましたが、なんだこの違和感!?

 というか、誰がどうみてもわかりやすいくらいの”フラグ”ですよね!?逆にフラグすぎて”ブラフ”に見えるくらいのフラグ!!

■タカキとの再会


『 機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ 』2期 第23話(第48話)「約束」

画像引用元:©創通・サンライズ・MBS

 さぁ壮大なド直球フラグを打ち立てて明けたBパートでいきなりの両手に花状態の三日月。アトラとクーデリアでダブルで横からチューとかこいつら緊張感皆無かよ。それを両手で顔を隠してみないようにしている純情ハッシュ君がかわいすぎる。

 バカップルたちのイチャイチャはさておき、マクギリスの特攻に合わせていよいよ鉄華団も動き始めます。

 イオク率いるアリアンロッド艦隊に対して無双を続けるガンダム・バエルの特攻に乗じてオルガたちもクリュセのアドモス商会へ向かい時苗との接触に成功します。

 しかし、そこでラスタルは『鉄華団は降伏勧告をしたが、それには応じなかった』という嘘の情報を民衆に流して総攻撃をかける宣言をニュースで何度も放映しているという衝撃の情報を知ります。イオク率いる仮の隊ではなく本体をつれた総攻撃が待っている、つまり鉄華団たちには時間がないということ。

 すぐに火星からの脱出を図るために、時苗に自分たちの痕跡を消すために個人情報の改ざんをお願いするのですが、アーブラウにはかつて鉄華団の地球支部で働いていたタカキがいたのでした。

■みえてきた脱出への道筋、しかし。


 タカキはオルガへの恩返しにと個人情報のデータ改ざんに協力することを了承し、これでまずは作戦の第一段階である「死んだふり」への準備が完了。

 まさかここにきて過去のキャラクターが伏線になってくるのはなんだかクライマックスという感じがビンビンしますね。

 さらに、ここでタービンズのアジーから火星のテイワズの事務所に訪ねてくれば積み荷と一緒に地球に運んでくれるという、作戦の第二段階「地球への脱出方法」が確立し、いよいよ脱出への道は開けました。

 あとは進むだけ、あともう少しという状態まできた鉄華団。まずはみんなのところへ帰り状況を報告へ行こうとしたところでした。

 妙に静まり返るクリュセの街に銃声が響きます。

 三日月のもらった「約束」の拳銃で応戦するも、団員をかばい血に染まるオルガ。

 そして、オルガは凶弾に倒れてしまいます。

■鉄華団の行方、そしてオルガを襲撃させた黒幕は!?


『 機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ 』2期 第23話(第48話)「約束」

画像引用元:©創通・サンライズ・MBS

 Aパート最後の三日月とかわした約束のフラグがまさかこんなに早く回収されるとはさすがに予想できませんでしたね…。2期にはいってからキーパーソンとなってきたキャラクターを含めかなりの人物が命を落としてきましたが、ここにきてオルガがやられてしまうとは…。車で襲撃してくるあたりかなり任侠もの作品ぽさがありましたが、ここで気になるのが「オルガは本当に死んだのか」という点。実は死んでいませんでしたというパターンはイオクくらいなので微妙ではありますが、最終話で一発逆転生きてましたという可能性は…あるかも…?

 そしてもう一つの点は、オルガを襲撃したのは誰の差し金だったのかということ。ラスタルにとっては鉄華団そのものを殲滅する算段をたてていたのでここでオルガだけ襲撃することは微妙な気がしますね。

 そもそもオルガたちがクリュセにいるという情報をつかんでいる人物は限られてきます。

 マクギリスは鉄華団の情報知っているし、自分たちに非協力的で駒としても利用価値がないと判断して差し金を送り込んだという可能性。

 もしくは、新江やノブリスのように火星にはすでにラスタル派の人物が何人もいるし、アリアンロッドは情報を統制ができるほど火星への包囲網を敷いているのでどこかで鉄華団の情報を察知し先に差し金を送り込んだということも考えられます。うーん、真相は闇の中。次回以降も注目していきましょう。

 機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ 感想コラムのまとめ

(あにぶ編集部/Uemt)

©創通・サンライズ・MBS

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