AI型投稿監視「E-Trident」にメール監視追加、企業メールをAIで監視

2017年3月9日 21:07

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イー・ガーディアンのロゴ(イー・ガーディアンの報道資料より)

イー・ガーディアンのロゴ(イー・ガーディアンの報道資料より)[写真拡大]

 総合ネットセキュリティ企業のイー・ガーディアンは9日、同社が提供する人工知能型投稿監視システム「E-Trident」に、企業メールの監視サービスを追加した。

 「E-Trident」では、機能のひとつとして監視対象データに対し、指定した文言やパターンの検索を自動的にフィルタリングすることができ、これまで、グループ会社で培ったデータベースも活用しながら、炎上・情報漏えい・内部不正・産業スパイ等、重大なリスクで頻発するワードの選定から実際の投稿監視までを一貫して行ってきた。

 今回、新たにMicrosoft Outlook、Gmailなどの企業メールを「E-Trident」の監視対象として追加。これにより、悪意のある社員による情報漏えいやメンタルヘルスに関する社員の悩みをいち早く発見したいという企業のニーズに応えるという。これまでは、SNS、WEBサイト、ブログなどが対象であった検知・抽出機能が、クローズドである社員のメールにまで対応の幅を広げることで、使用例としては、上司や同僚等に送っている「転職サービス名」「体調不良を訴える言葉」などを検知し、企業がメンタルヘルスに関するリスクをより早く把握できることなどが挙げられている。

 また、SNSなどの投稿監視やスクリーニングで培ったビッグデータ解析ノウハウを活かし、情報漏えいリスク関連キーワードをメールファイルから検知することで、社員による内部不正の防止や企業の重要な情報の保全にも活用可能としている。

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