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クラシカロイド 第20話「その名はモーツァルト」【感想レビュー】
クラシカロイド 第20話「 その名はモーツァルト 」【感想レビュー】©BNP/NHK・NEP[写真拡大]
記事提供元:アニメコラムサイト|あにぶ
元々誰推しとかなかったのに!あえて言えばチョッちゃんかリッちゃん推しだったのに!!今回でモツにかなり持って行かれて「うごぁ!バカなぁあ……!!」となっている筆者ですこんにちは。
でも今回のムジークでモツにぐらぐら来た人、確実に多いと思うんですがいかがでしょうか!!
というかこの男の過去が垣間見える回はいつもコレだよ!なんだよ高低差で吊り橋効果狙うつもりかよ大成功だよ!!
そんなわけで今回も、最終話に向かって動き始めた「 クラシカロイド 」のあらすじと感想に参りたいと思います!!
■クラシカロイド ♪20「 その名はモーツァルト 」
朝一番から音羽館の面々にいつも通りのイタズラ三昧をしでかしたモツに、歌苗以外の住人たちも堪忍袋の緒が切れた。
ついに破ったら食事抜きというイタズラ禁止令が敷かれたが、転生のイタズラ小僧、モツがその程度で我慢ができるわけもない。
シューとハッシーをバスタブに突き落とすというイタズラをしてしまったあと、モツは自分自身の嗜好と周囲との差異に葛藤し、音羽館を避けるようになってしまう。
外でもイタズラ心を抑えようと努めるモツだが、周囲には彼の意思に関係なくモツ・パニックが巻き起こっていた。
■自分の望む生き方ができない葛藤と、彼らの17歳
今回もワケの分からんまま進行していくのかと思ったら、まさかのシリアス締めで困惑に次ぐ困惑を生んだんではないでしょうか!!
少なくともモツ推しの皆様は息も絶え絶えの状態になったのではないかと思います!(モツ推しの方々が鉄血視聴者でシノ推しを兼ねていないことを心から祈るばかりです)
今回は視聴者的にはギャグメインで唐突なシリアス展開に思えるところですが、実はモツ視点から考えると基本的にずっとシリアス展開だったのかもしれません。
神童と言われたモーツァルトにとって、幼い頃の悪ふざけは多少なりとも見過ごしてもらえたものでもあり、上流階級の大人からは子どもらしいと思ってもらえる仕草でもあったのではないかと思います。
しかし年を重ねるにつれ、子どもの頃と同じ対応は許されなくなっていきます。
宮廷楽士を志し就職活動を進めつつも「子どもの頃はすごいと思ったけど別に今はそこまでじゃないよねー」というやっかみ半分以上な反応とともに雇用してもらえず、必然的にこれまでの自分を抑えていかなければならなかった17歳の時期。
音羽館の面々がイタズラ禁止令を敷き、それを自制しようと意識した時点でそれを彷彿としたのではないでしょうか。
バスケット少年の描写に関しても、同年代の他人とレベルが違いすぎる孤独を密かに共有していたと思えば非常にシリアスに受け取れます。
また、「17歳の恋人」という言葉にベトさんだけが反応した点。もちろんかなり近い時期に活躍した音楽家なので17歳の彼がなにを成したか知っていたのもあるとは思いますが、まさにベートーヴェンが17歳の時初めてモーツァルトに面会したことを思い出したという線もあり得るんじゃないかと思います。
深読みしすぎな気がしなくもありませんが、たまにこういうのぶっ込んできてくれるから「 クラシカロイド 」は侮れませんね!!
■モツ、クラシカロイドとして完成?
さて、今回唐突にものっすごいカッコいいムジークを発動し、さらに現在のクラシカロイドの姿に史実のカツラ姿を交えた描写でモツ推しの方々を悶絶させたと思しきモツさん。
ムジーク発動中に、その場にいないバッハ様がはっきりと反応を見せたところを考えると、バッハ様の考える完璧なクラシカロイド、八音の一つとして完成したということでいいのでしょうか。
次週はシューさん回、次々週はベトさん回ということを考えると、バッハ様の手元にいた期間が短い三人のメイン回が続きますし、それぞれが完成されていくと思うと「一切実感なかったけどやっぱり終わりに向かってる気がするー!」という寂しさのようなものがじわじわ来はじめそうです。
来週はクラシカロイドの中でもまぁそこそこの常識人、シューさんがムジークが使えない!?
ラストに向かって加速していく「 クラシカロイド 」、ここから先は目を離せなくなりそうです!
(あにぶ編集部/井之上)
©BNP/NHK・NEP
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