アニメになって欲しいテイルズオブシリーズ『テイルズオブエクシリア』『テイルズオブエクシリア2』

記事提供元:アニメコラムサイト|あにぶ

　放送中の『テイルズ オブ ゼスティリア ザ クロス』の次にでもアニメになったらいいなぁというテイルズオブシリーズ作品として、前回は『テイルズオブリバース』(TOR)を取り上げました。

　けれど、よくよく考えてみるともっとアニメに向いてそうな作品があるんですよね。

　というわけで、今回は『テイルズオブエクシリア』(TOX)、『テイルズオブエクシリア2』(TOX2)について触れていこうと思います。

■『テイルズ オブ エクシリア』

↑真ん中がエリーゼ。

　TOXは2011年にPS3用ソフトとして発売されました。テイルズオブシリーズの戦闘は作品ごとに異なっていて、TOXの戦闘システムは「DR-LMB(ダブルレイド・リニアモーションバトル)」と命名されています。

　簡単に言ってしまえば、戦闘フィールドを360度自由に動ける(フリーラン)というものです。その他技の出し方や連携方法に関して他作と細かい違いがありますが、基本はフリーランです。そして、この作品の最大の特徴は、誰かとリンクして二人同時に技を放つ共鳴術技(リンクアーツ)が存在すること。

　尚、TOX2では戦闘中、TOXの主人公ジュード・マティスが13歳の少女エリーゼ・ルタスと次のようなやりとりをすることがあります。

　ジュード「エリーゼとのリンクは気持ちいいな」
エリーゼ「気持ちいい?」
ジュード「うん。術もティポも頼もしいし、ずっと繋がっていたいよ」
エリーゼ「ジュード、セクハラですよ～!」

　繋がるというのはリンクするという意味で、えっちなことではないですよ!

　ストーリーは、精霊の主であるマクスウェルが創造したという世界リーゼ・マクシアと、その外側に広がるもう一つの世界エレンピオスとを往復しながら展開されていきます。リーゼ・マクシアは人と精霊が共存する世界ですが、エレンピオスでは精霊の存在が知られておらず、代わりにSF映画に出てくるような高度な文明が存在しています。

　異なる文明、異なる考え方が時に対立し、それぞれの正義を巡って戦う物語です。

　精霊や精霊術といった魔法のような力が出てくる一方で、科学技術も出てくるというファンタジーとSF両方の要素を持った作品です。

■『テイルズ オブ エクシリア2』

　TOX2は、翌年に同じくPS3用のソフトとして登場した続編です。新主人公&新ヒロインの追加、よりパワーアップした戦闘システムに加え、前作のラスボスがパーティメンバー入りという熱い展開。前作であるTOXよりもTOX2の方が好きだ、というファンも多い大作です。

　テイルズオブシリーズにしては珍しく、ストーリーをすすめるにおいて選択肢が現れ、ルートが分岐しエンディングが変化します。

　TOX2の最大の特徴は、TOXより大幅に増したSF要素。

　正史世界と呼ばれる主人公達の生きる本来の世界と、分史世界と呼ばれる無数に分岐した別の世界が存在します。

　分史世界では死んだはずの人物が生きていたり、実現し得なかった夢が叶っていたりと、ある意味では理想になっている世界もあれば、その逆もあります。

　けれど、分史世界が増えすぎると正史世界が崩壊するという事情があり、主人公であるルドガーとその仲間たちは、理想となっている世界などを見て様々なことを思いながらも、分史世界とそこに生きる人々を消していく――という悲しい物語です。

■ヒロインは幼女

　本作のヒロインであるエルはなんと8歳の幼女です。

　ルルという猫も出てきます。猫要素ありです。他にもウィンガルという髪色が変化する黒衣のイケメン厨二(?)剣士や、エリーゼというロリ枠など魅力的なキャラクターがいっぱいです。

　TOX2では、このエルという幼女が物語において重要な役割を持っており、上で紹介したエピソードよりもっと悲しく過酷な展開が待っています。

　そんなかわいいエルも見れちゃうPVはこちら。

■アニメーションを担当しているのは、あのufotable!?

　ゲーム内に登場するアニメーションは、TOX、TOX2共にufotableが担当。そう、『テイルズ オブ ゼスティリア ザ クロス』と同じ会社です。

　『テイルズ オブ ゼスティリア ザ クロス』のアニメを観ている方なら、ufotableの手がける背景の美しさやアクションシーンの迫力は知っていることと思います。
あのufotableです。だったらもうTVアニメ化させちゃってもいいんじゃないかなぁと思うのですが、発売から時間が立っていますし難しいでしょうか?

　アニメーションの見れるPVはこちらです。

　ちなみに戦闘シーンが見られるPVはこちらですよ。

　壮大な世界観と、中には美しい碧色をした空の街なども出てきて、とてもアニメ向きな作品だと思います。

　画像引用:https://　twitter.com/tales_ch/status/715894347795800068

　テイルズ オブ ゼスティリア ザ クロス 感想コラムのまとめ

(あにぶ編集部/星崎梓)

©いのまたむつみ ©藤島康介 ©BANDAI NAMCO Entertainment Inc.

情報提供元:あにぶは、アニメのおたくな情報やアニメのニュースを初め、アニメのコラムなどを配信しているアニメコラムサイトです。

■関連記事
「普通の人間」が一番怖い。『ジョジョ４部』のラスボス・吉良吉影
『のんのんびより』懐かしい田舎の原風景を愛でる
『ロードス島戦記』ファンタジー世界のプラトニックラブ