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東洋ゴムで新たな検査不正が明らかに
記事提供元:スラド
免震ゴムにおける性能評価で不正を行ったほか、その後防振ゴム製品でも不正があった東洋ゴムで、新たにゴム製のシール材の抜き取り検査において不正があったことが明らかになった(時事通信、日経新聞、東洋ゴムの発表PDF)。不正は1人の社員だけで行われていたという。
問題の製品は、「シートリング」と呼ばれる船舶向けバルブに使われるもの。製品の長さおよび径、硬度を一定の頻度で抜き取り検査するという条件を提示して納品していたにも関わらず、その頻度で検査を実施せず、また、検査成績表に過去のデータをそのまま流用して記入する、といったことが行われていたという。免震ゴムや防振ゴムにおける不正を受けて相互チェックを行ったところ、過去データと酷似したデータを発見、疑義が出て発覚した。2009年3月から2017年1月までの8年間、144品番合計129,015個が対象。
納入先ではこの部品を使用した製品の完成品について全数検査を行っており、これによる不具合や事故などは発生していないとのこと。
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