【注目銘柄】宮地エンジニアリンググループは17年3月期第3四半期累計大幅増益で通期利益・配当予想を大幅増額修正

2017年2月8日 11:39

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

 宮地エンジニアリンググループ<3431>(東1)に注目したい。橋梁・鉄骨の大手である。2月7日発表した17年3月期第3四半期累計の連結業績が大幅増益となり、通期利益予想と配当予想を大幅増額修正した。株価は中段保ち合いから上放れ、さらに動意づいて上げ足を速める可能性もありそうだ。

 17年3月期第3四半期累計(4~12月)の連結業績は、売上高が前年同期比13.3%減の259億44百万円、営業利益が同2.3倍の18億15百万円、経常利益が同2.2倍の18億92百万円、純利益が同31.9%減の14億46百万円だった。

 一部工事の期ズレで減収となり、純利益は前期計上の負ののれん発生益が一巡して減益だったが、営業利益と経常利益は採算性の高い工事の進捗、工事全般の採算改善、業務全般のコスト削減で大幅増益だった。

 通期の連結業績予想は、売上高を20億円減額して前期比9.8%減の360億円、営業利益を7億円増額して同56.2%増の17億円、経常利益を7億円増額して同48.5%増の17億円、純利益を7億円増額して同40.6%減の14億円とした。

 一部工事の進捗遅れで売上高を減額したが、各工事の採算改善やコスト削減の効果で各利益は期初計画を大幅に上回る見込みだ。営業利益と経常利益は減益予想から増益予想に転じ、純利益は減益幅が縮小する。なお第3四半期累計の各利益は修正後の通期利益予想を超過達成している。通期利益予想は再増額余地がありそうだ。また配当予想は期末2円増額し、前期と同額の年間4円(期末一括)とした。

 株価は190円~200円近辺でモミ合う展開だが、2月8日は231円まで上伸して上放れの動きを強めている。週足チャートで見るとサポートラインの13週移動平均線が接近して中段保ち合いから上放れる動きだ。さらに動意づいて上げ足を速める可能性もありそうだ。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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