WordPress 4.7.0と4.7.1に認証なしでアップロードできる深刻な脆弱性

2017年2月7日 16:50

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記事提供元:スラド

あるAnonymous Coward 曰く、 WordPress 4.7.0および4.7.1に、認証無しで誰もがサイト上にコンテンツをアップロードできるという脆弱性が存在することが明らかになった。この脆弱性は1月26日にリリースされたWordPress 4.7.2で修正されたが、リリース時にはこの脆弱性については非公開とされていた(プレスリリースIPAITmediaImpress Watch)。

 問題の脆弱性は、REST API経由でコンテンツを投稿する際に本来必要であるはずの認証をバイパスできるというもの。このREST API機能は以前からプラグインとして用意されていたが、バージョン4.7から本体に同梱、デフォルトで有効化されるようになったものだという。脆弱性の詳細についてはセキュリティエンジニアの徳丸氏のブログが詳しいが、「id=1A」のようなパラメータを指定した場合に、存在しないIDとみなされるはずがPHPの型変換により特定の処理が動いてしまうといことらしい。

 WordPress.orgは通常すぐに脆弱性情報を公開するが、今回は危険性を鑑みて、自動アップデートやセキュリティ企業の対策の猶予期間を設けた上での発表という異例の対応となった。既に国内のサイトでもこの脆弱性を利用したとみられる改竄が確認されている事から、該当バージョンの利用者は至急アップデートを実施されたし。

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