「偽ランサムウェア」による攻撃が増加

2017年2月6日 17:11

印刷

記事提供元:スラド

 ストレージ内のデータを暗号化したり、システムをロックした上で復元のために「身代金」を要求するマルウェアは「ランサムウェア」と呼ばれている。こういったランサムウェアによる被害は近年増えているが(ITmedia)、最近では実際には暗号化やロックなどを行っていないにも関わらず金銭を要求する「偽ランサムウェア」も増えているという。要求に応じて金銭を支払ってしまう例も少なくないようだ(ZDNet Japan)。

 偽ランサムウェアはデータの暗号化を行ったといった表示は行うものの、実際にはデータの暗号化や削除などは行わないという。しかし記事によると、英国の大企業のうち5分の2が偽ランサムウェアの攻撃を受けており、その3分の2弱が身代金を支払っているという。

 スラドのコメントを読む | セキュリティセクション | セキュリティ

 関連ストーリー:
身代金ではなくセキュリティ記事を読むように要求するランサムウェア「Koolova」 2017年01月09日
他のユーザーを感染させることで無料暗号化解除を提供するランサムウェアが登場 2016年12月15日
米サンフランシスコ市交通局、システムに侵入されて券売機が利用不能になる 2016年12月01日
Windows Updateのふりをするランサムウェアが登場 2016年09月02日
データを復元できないのに身代金を要求する新種のランサムウェア 2016年07月16日

※この記事はスラドから提供を受けて配信しています。

関連キーワード

関連記事