ラマルク、2017-18年秋冬コレクション発表

2017年2月3日 09:11

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記事提供元:ファッションプレス

 ラマルク(LAMARCK)が2017年秋冬コレクションを2017年1月30日(月)、東京・青山で発表した。今期のテーマはメトロポリス。都市、街に生きる女性像を服に昇華し、表現した。

 都会の喧騒、ノイズが聞こえる中で、オールブラックのルックでショーは幕を開けた。ストンと落ちるジャケット、胸元に空間を作ったドレスなど、カッティングやフォルムで1つ1つのアイテムに個性を与える。

 ショーが進むにつれ、徐々に彩度と強度が増していく。ショッキングピンク、オレンジ、グリーン…イメージは都会の夜のネオンだ。シースルーのトップスは暗闇の中で肌の露出をチューニングし、怪しさ、ミステリアスな雰囲気を漂わせる。フェザーのパンツや、立体的な模様のトップスを纏って朝を待つのだ。

 肩を通さず纏ったニットや、コードロックをリボンのようにして留めるシャツ。歩くたびに揺れる袖や紐が可能にするのは、個性を持った着こなしだ。リラックスな印象を受けるが、足元にはハイヒールをスタイリング。素足が透けて、自由で気品溢れる女性を想起させる。

 シルエットに注目するとストレートなラインのスラックスもあれば、前身にボリュームを持たせ緩やかなカーブを描くスカートも。ラストルックのドレスは、輝くスタッズ付きのはぎれを縫い付け、綺麗なものにあえてつぎはぎを施す。女性らしい丸みと、男性的な直線。強さと儚さ。デザイナー森下慎介は相反するものの交錯地点に、都市の女性のアイデンティティを見出していた。

※本記事はファッションプレスニュースから配信されたものです。ファッションプレスでは、ブランド、デザイナー情報、歴史などファッション業界の情報をお届けしています。

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