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最高裁、Google検索からの「児童売春による逮捕報道」削除を認めず
あるAnonymous Coward 曰く、 2011年に発生した児童売春事件で逮捕された男性が、Googleで名前と県名などを検索した際にこの事件の報道が表示されることはプライバシ侵害であると訴えていた裁判で、最高裁判所はこの訴えを認めない判断を下した(時事通信、読売新聞)。
男性はGoogle検索結果からの削除を求めて仮処分を申請しており、一審のさいたま地裁では検索結果の削除を命じるとともに「忘れられる権利」を尊重するとしていたが、二審の東京高裁では忘れられる権利については法的な根拠がないとし、削除命令を取り消していた。
最高裁はGoogleに対し削除請求を行う行為については認めたものの、検索結果を公表されないことによる利益が明らかに大きい場合にのみ削除が認められるとした。今回問題とされた報道については公共の利益に関するもので、プライバシ保護が優先するとは言えないとして訴えを棄却した。
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