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「B-PROJECT ~鼓動*アンビシャス~」はただの乙女向けアニメではない
正統派アイドルがやるからこそ面白い!「 B-PROJECT ~鼓動*アンビシャス~ 」はただの乙女向けアニメではない© MAGES./Team B-PRO © B-PROJECT[写真拡大]
記事提供元:アニメコラムサイト|あにぶ
芸能界を舞台にしたアニメは毎年多く放送されていますが、ただのアイドルアニメはもうお腹いっぱいと感じているのなら、一癖も二癖もあるストーリーそしてキャラクターと、今まで以上に個性的なアイドルたちが活躍する「B-PROJECT~鼓動*アンビシャス~」に注目してみるのはどうでしょうか。
■アイドルアニメジャンルに颯爽と登場!とにかく逆境に強いアイドル B-PROJECT に注目!
「 B-PROJECT ~鼓動*アンビシャス~ 」は2016年7-9月期に放送されたアニメで、ガンダーラミュージックというレコード会社に所属するグループ、「 B-PROJECT 」10人のアイドルの成長が全12話を通して楽しめます。完成されたアイドルグループではなく、彼らの下積み時代を一緒に体験できるところが思わず応援したくなるポイントではないでしょうか。
もちろんスターダムにのぼりつめるために努力は欠かせませんが、B-PROJECTのメンバーたちの仕事や日常生活に対する一生懸命な姿勢には特に驚かされる要素が盛りだくさんです。それでは、そこまでするの!?と視聴者がビックリしてしまうB-PROJECTのメンバーたちの破天荒なシーンをピックアップしてみました。
■草むしりならお任せ!時には表舞台だけでなく裏方にも回るパワフルさ
普通のアイドルだったら壁にぶち当たってやる気をなくしたり、困難な状況下では弱音を吐いたりすることもあるかもしれませんが、例えどんなときでも仕事の手を抜かないのがB-PROJECTのメンバーたちのすごいところでしょう。
その中でも印象的なのは、子供向けお星さまカレーのCMに起用されたB-PROJECTの中のユニットの1つ、アイドルらしい明るい個性が魅力的な5人組「MooNs」が活躍する話です。
カレー回としてもネット上でも話題のこの回ですが、MooNsはCM撮影の一部スタッフから陰口を叩かれたりと待遇はまだまだ駆け出しの若手アイドルということもあり、あまりよくありませんでした。
けれど、予定されていたロケ地が雑草だらけ万事休すという状況でも、彼らは誰よりも早く機転を利かします。雑草だらけで撮影スタッフが呆然としている中、MooNsは率先して草むしりを開始するのです。
本来は裏方のスタッフがやるような仕事にも、撮影がスムーズにできるようにと精力的に動き回ります。そんな表舞台にはうつらない場所でも躊躇せず裏方に回る彼らの熱量に、スタッフたちも驚きを隠せません。
彼らの悪口を言っていたスタッフさえも虜にしたのは、オンとオフで変わらないメンバーたちの素朴な人柄でした。
草むしりも難なくこなせるアイドルなら、アイドルに興味のない人でもどこか親近感がわいてしまうのではないでしょうか。
■猫耳をつけたり女の子顔負けの女装で決めポーズ!アイドルも大変なんです
アイドルといえば時にコスプレまがいのことを仕事でこなさなければなりませんが、B-PROJECTのメンバーもそれは同じで、スタイリッシュな音楽と歌唱力が桁違いにあるユニット「THRIVE」3人組も、猫耳カチューシャをつけることを雑誌撮影で強要されています。彼らは、B-PROJECTの3ユニットの中で1番アイドル要素は薄く、アーティストとしての存在感が最も際立っているのが特徴的です。そのため、猫耳カチューシャをつけて猫になりきるポーズまで要求されるのは、ちょっといやだいぶイメージに反しています。
けれどメンバーの愛染と阿修はそつなく大人な対応をみせ猫耳カチューシャをつけ猫ポーズをカメラの前で披露します。だけど、特にこれを敬遠したのは猫耳カチューシャなんてつけたくないと一時撮影現場から脱走してしまった金城剛志です。
金城は帰国子女であり意志が強く、THRIVEのユニットイメージに対してこだわりを持っていて、音楽には並々ならぬ情熱を垣間見せています。
だからこそTHRIVEと猫耳は何のつながりもないだろうと本人はこれを拒否しました。けれど、アイドルとして新人である自分たちに仕事を与えてくれた所属するレコード会社の人たちや、愛染、阿修というメンバーにも支えられて撮影現場に復帰し、猫耳カチューシャをつける勇気をもらいます。
金城と通称猫耳編集長とのわだかまりはこの回ではまだ残ったままエンディングへと突入しましたが、アニメではその後2人が和解したようなシーンもあり、仕事のためなら猫耳カチューシャだってつけるというTHRIVE3人のユニットとしての成長は間違いなくB-PROJECTの人気を加速させたのではないでしょうか。
また、2人組ユニット「キタコレ」の是国竜持は何と女の子顔負けの女装姿を披露しています。
このとき是国本人は一時的な記憶喪失状態になっていたとはいえ、フリルがついたミニスカートという際どい衣装で撮影現場に登場します。
小さい頃は女の子の洋服を母親の趣味で着せられていたこともあってか、B-PROJECTのメンバーも驚きを隠せないほどのノリノリなテンションで撮影に挑みます。乗り気だったとはいえ、恥ずかしい格好やポーズをしても、相手にそれを感じさせないプロ意識はまさしくアイドルです。
■海難事故で孤島に遭難!アイドルにはサバイバル能力が必須かも!?
誰もいない陸の孤島でサバイバルしなくてはいけなくなったとき、常に大人たちや大勢の人たちに守られているアイドルなら、そんな状況下におかれたら困惑してしまうでしょう。けれど、B-PROJECTのメンバーは海難事故で遭難しても、けして挫けることはありません。
撮影中に突如起こった嵐で流れ着いたのは人っこ1人いない鬱蒼とした森林が広がる孤島でしたが、携帯もろくにつながらず助けを待つあいだの彼らの様子から、異常なまでのサバイバル能力の高さがうかがえます。
アニメや自身の経験から得た知識で食べられる木の実やフルーツを見つけた釈村、野目、洞窟を発見してなかを調査しようと提案した増長など、メンバーの冷静さ、そして絶体絶命とまではいかなくても心細くなるような時でもそれぞれにできることをしようという一致団結した姿は、これまでアイドルとしてけして順風満帆ではなく数多の荒波にもまれてきた彼らだからこそのチームワークでしょう。
そして、この遭難回のあとからはB-PROJECTにとってその存亡を揺るがすような事件が立て続けに起こっていきます。
けれど、例え孤島に遭難しても楽しむことができるくらいの強靭なメンタルを持っていた彼らだからこそ、そのハプニングを次々に乗り越えていくことができたのではないでしょうか。
「B-PROJECT~鼓動*アンビシャス~」のキャラクターデザインは人気漫画家雪広うたこさんが手掛けており、正統派なイケメンが勢揃いしています。アイドルアニメや乙女向けアニメにイケメンは欠かせませんが、ただのキラキラしたイケメンにはそろそろ飽きているという視聴者は多いかもしれません。
そんな人にこそおすすめしたいのがこの「B-PROJECT~鼓動*アンビシャス~」で、恋愛要素より、アイドルとしての生き方や情熱、闇、それから「あり得ない!」とツッコミを思わず入れたくなる破天荒なシーンが余すところなく詰まっています。
正統派イケメンキャラクターとのギャップに魅了されて、気づいたときには彼らを応援しているでしょう。
「B-PROJECT~鼓動*アンビシャス~」は芸能界で生きるアイドルたちのキラキラ一面よりも、その裏にある闇を中心として描いており、ただのアイドルアニメというジャンルには当てはまらない魅力があります。
また、そういった闇要素だけでなくコミカルなシーンも多いのが特徴で、雪広うたこさんがデザインした正統派イケメンキャラクターとのいい意味でのギャップにつながっています。
普段アイドルアニメを見ない人でも興味がわくのではないでしょうか。
タイトル
B-PROJECT~鼓動*アンビシャス~
監督
菅沼栄治
放送期間
2016年7月2日
主な声優
金元寿子、小野大輔、岸尾だいすけ、豊永利行、花江夏樹
製作会社
A-1 Pictures
その他の情報
bpro-anime.com
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(あにぶ編集部/あにぶ編集部)
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