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暗号化電子メールサービスLavabit、米大統領就任式の日に復活を宣言
headless 曰く、 暗号化電子メールサービスの米Lavabitが20日、復活を宣言した(復活宣言、Register、The Next Web、Softpedia)。
復活の日に20日を選んだのは、平和裏に政権を委譲するという、米国で最も神聖な民主的伝統の一つである大統領就任式の日であり、政治的立場にかかわらず、合衆国憲法が保障する自由と正義を共有する価値として認識する日であるからだという。
LavabitのLadar Levison氏は2013年8月、FBIに要求されたエドワード・スノーデン氏に関する情報の提供を拒否し、サービスを閉鎖した。Levison氏は2014年にKickstarterで資金調達し、エンドツーエンドの暗号化を可能にするメッセージングプロトコル「Dark Internet Mail Environment (DIME)」とDIMEに対応したFOSSのメールサーバー「Magma」の開発に着手している。新生LavabitではDIMEとMagmaが利用できるようになるとのこと。
現在、Lavabitはユーザーデータベースの復元やDIMEへの移行作業などを行っており、閉鎖前にLavabitを使用していた既存のユーザーを対象に限定オープンしている。既存のユーザーは以前のアカウントでアクセス可能だ。新規ユーザーは移行期間中に事前登録することで、サブスクリプション費用が半額になる。
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