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モンクレール ガム・ブルー、2017-18年秋冬コレクション発表
モンクレール ガム・ブルー (MONCLER GAMME BLEU)が2017-18年秋冬メンズコレクションを2017年1月15日(日)にイタリア・ミラノで発表した。
雪景色の山に見立てたランウェイに現れた2人の男。彼らは雪を踏みしめるように、ゆっくりゆっくりと歩いていく。そして続く十数人の男たちが、列をなして周りを囲う。みな同じピースを身につけて、登山用のロープを金具で取り付けて身体全体を覆っている。今回のテーマは登山とハイキングだ。
モデルたちが登場してくるころ、雪が降り始めた。はらはら舞い落ちる粉雪のスピードと、足を拘束された男達の歩く速度はちょうど同じ。ゆっくりと現れた彼らは安全のため4人1組でさらにロープで繋ぎ、会場内を回遊する。
雪山に挑む彼らは、全身をダウンで揃えた完全防寒だ。スタイルは様々で、チェスターコート、トレンチ、ベスト、ブルゾンなどが登場するが、いずれも洗練されている。ボトムスも言わずもがなダウンであり、ハーフからロングまでがバランスよく組み合わされている。
一方で、命綱であるはずのロープの縛り方は全く異なり、上半身をぐるぐると巻いたもの、左右をクロスしているものなど多種多様。時には、蝶ネクタイの代役や装飾としての編み上げなど、本来もつ意味とは大きくかけ離れて用いられている。
もちろん、美しいテーラードは健在。ラペルまで仕立てられたジャケット、クラシックなピーコートを提案している。インナーには、さらにジャケットを着込んで、あるいはハンドメイドのニットを合わせて最高級のクリエーションを堪能するかのようだ。
カラーは、ブランドのアイコンカラーである3色が必須。さらに今回はライトブルー、イエロー、ホワイト、グレーの4色、ブラックの3シーンで彩った。洋服はもちろんのことニット帽から、ゴーグルのレンズ、そして靴底までが統一されていた。
この不思議な登山家達によるランウェイの最後、笑顔で現れたトム・ブラウン。彼への温かいが贈られるころ、雪はいつの間にか止んでいた。
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