映画『未来よ こんにちは』ミア・ハンセン=ラブ監督

2017年1月13日 11:34

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記事提供元:ファッションプレス

 映画『未来よ こんにちは』が、2017年3月25日(土)より全国公開される。

 第66回ベルリン国際映画祭銀熊(監督)賞に輝いた本作は、『あの夏の子供たち』『EDEN/エデン』など、瑞々しい感性と柔らかな語り口で、エリック・ロメールの後継者と称されてきたミア・ハンセン=ラブ監督の最新作だ。

 パリの高校で哲学を教えているナタリーは、教師の夫と独立している2人の子供がいる。年老いた母親の面倒をみながらも充実していた日々を送っていたが、バカンスシーズンを前にして突然、夫から離婚を告げられ、母は他界、仕事も時代の波に乗りきれずと、気づけばおひとり様となっていた――。次々と起こる想定外の出来事。しかし、うろたえても立ち止まらず、まだまだ輝く未来が必ずある、そう信じるナタリー。そんな凛とした姿が、未来を信じる幸福感で包みこむ、愛に満ちた人間ドラマとなっている。

 主演は映画『ピアニスト』などで知られる、フランス女優イザベル・ユペール。孤独や時の流れをしなやかに受け入れていく、潔いヒロインを鮮やかに演じている。劇中ではブルターニュの海や、パリの新緑の輝きなど、主人公を取り巻く自然の美しさや、定評のある音楽使いにも注目したい。「水の上で歌う」「アンチェインド・メロディ」など、観る者を優しく包み込んでいく音楽、そしてボブ・ディランの師匠とも言えるウディ・ガスリーの楽曲が映画を鮮やかに彩る。

【詳細】
映画『未来よ こんにちは』
公開日:2017年3月25日(土)Bunkamura ル・シネマ、ヒューマントラストシネマ有楽町他全国公開
監督・脚本:ミア・ハンセン=ラブ
出演:イザベル・ユペール、アンドレ・マルコン、ロマン・コリンカ、エディット・スコブ
2016年/フランス・ドイツ/102分/カラー/1:1.85/5.1/原題:L’AVENIR/英題:Things to come
©2016 CG Cinéma · Arte France Cinéma · DetailFilm · Rhône-Alpes Cinéma

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