西尾維新の「物語」シリーズの物語り

2017年1月9日 19:09

印刷

記事提供元:あにぶ

西尾維新の「物語」シリーズの物語り

西尾維新の「物語」シリーズの物語り[写真拡大]

記事提供元:アニメコラムサイト|あにぶ

 おはこんばんにちは。ライターのさとぅです。今回は原作西尾維新シャフト制作アニメ物語シリーズについて書いていきたいと思っております。

 物語シリーズの構成は

ファーストシリーズ「化物語」
そして「偽物語」、「猫物語黒」
セカンドシーズン「猫物語」、「傾物語」
「花物語」、「囮物語」、「鬼物語」、
「恋物語」と続き、「憑物語」、「終物語」
  となって

アプリ限定で「暦物語」
そして劇場版「傷物語」
 がおおよその全景です。深夜アニメにしてはなかなか長編で楽しめるアニメとなっています。

 僕は原作を読み始め、偽物語を読んでいる頃にアニメ化に気付き、アニメも見始めました。それでは順を追って物語シリーズについてお話していきましょう。

■化物語 は、怪異にまつわる事件を解決していく物語



 まずは化物語、これは戦場ヶ原ひたぎ・神原駿河・八九寺真宵・千石撫子・羽川翼、この5人のヒロインとともに主人公である阿良々木暦が奇怪であり無であり有である怪異に立ち向かうストーリーとなっています。

 過度なネタバレは控えたいと思いますが、これから先内容のネタバレとなるのでご了承ください。

 端的な内容は、ヒロイン達が怪異に憑かれ様々な不幸や危険な出来事に巻き込まれるのを主人公の暦が、怪異専門家である忍野メメの助言を元に、助けていく(本編を見れば「助ける」という表現は間違っていることが分かる)という流れになっています。

 個人的に好きな話は千石撫子がメインヒロインとなる「なでこスネイク」です。

 声優が花澤香菜ということもあり千石撫子に興味があったのもそうですが、軽度のセクシャル描写、怪異とのバトルシーンが印象的です。

■偽物語 は、前作「化物語」のボーナスステージ的な作品と位置付け



 次に物語シリーズの2期的存在である「偽物語」。このヒロインは主人公暦の妹である阿良々木火憐、阿良々木月火となっています。

 この作品は怪異との接触というよりもメメと同じ専門家であり詐欺師である貝木泥舟や陰陽師である影縫余弦、余弦の式神である斧乃木余接との駆け引きがおもしろところです。

 こちらは前髪が長かった撫子だ前髪を上げたり、翼が三つ編みメガネの学級委員風からボブショートの可愛らしい女の子になったりと、キャラクターの作画も変化しています。

 作画の変化といえば月火は話事に髪型変わっているのも物語シリーズの面白い事の1つですね。

 そしてセカンドシーズンから多く出てくるヒロイン、「鉄血にして熱血にして冷血の吸血鬼」であり、怪異の王であるキスショット・アセロラオリオン・ハートアンダーブレイドがメメに名付けされた忍野忍も、この頃から出てきますね。

 怪異の王といっても見た目は金髪金眼のロリ少女ですけどね笑笑

 偽物語に関しては、暦のシスコンっぷりや歯磨きシーンなどの問題シーンが見逃せません。

 そしてセカンドシーズン。

 これはまた化物語の5人のヒロイン達を中心に妹たちや専門家、忍といったヒロインも追加され展開されていきます。こちらでもひたぎさんや火憐が髪を短かくしたりと、キャラクターに変化があります。暦とヒロイン達の恋の行方もだんだんと明白になってきます。

■終物語 は、主人公の過去の事件が語られるエピソード



 そして終物語は今までとはまた違うヒロインが出てきて最後まで楽しみが止まらない作品であります。アニメではシャフトの独特な描写と、西尾維新の見事な言葉遊びが究極に表現されていて、見る者を飽きさせないない映像となっています。

 どうだったでしょうか?もう少し詳しく面白いところをピックアップして書きたいところなのですが、言葉では表現が難しい西尾維新作品ですので、このへんで収めときたいと思います。

 アニメを見ているだけなのに小説を読んだような満足感。これが物語シリーズです。是非見てみてください。

 『 物語シリーズ 』の生みの親・ 「 京都の二十歳、西尾維新 」 が見せるアニメ作品へのこだわり。

(あにぶ編集部/あにぶ編集部)

情報提供元:あにぶは、アニメのおたくな情報やアニメのニュースを初め、アニメのコラムなどを配信しているアニメコラムサイトです。

■関連記事
2016年秋アニメの可愛すぎる「私の2人の嫁」
「 やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。続 」は人々の心の葛藤、成長が見られる物語。
「 ドラえもん 新・のび太の日本誕生 」を大人キャラの視点で見てみた

関連キーワード

関連記事